- 【A】 ソウル競馬場 <日程>
- 【B】 チェジュ競馬場 <日程>
- 【C】 プサン・キョンナム競馬場 <日程>
【韓国の競馬】
韓国における競馬は、1898年の5月に行なわれたロバの競走にまで遡ることができます。賭けを伴う"近代競馬"が初めて開催されたのは1920年代、朝鮮競馬クラブにおいてでした。
現在、競馬場は、オリンピック馬術競技場が改装され1989年にオープンしたソウル競馬場と、済州島に生息する野生のポニーを保護する施策の一環としてつくられた済州競馬場、および2005年に開場したプサン・キョンナム(釜山慶南)の3か所で行われています。
韓国でのレースはすべて、内国産馬のレースと外国産馬のレースの2種類に分けられます。内国産馬は獲得賞金によって5つのグループに分けられ、外国産馬も同じ基準で4つのグループに分けられます。すべてのレースは、内国産馬、クラス1、3歳以上というように、馬の生産地、クラス、年齢によって組まれます。
ソウル競馬場の紹介 | |
写真協力:Korea Racing Authority
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●競馬場の概要 レッツランパーク・ソウル(ソウル競馬場)はソウル市南郊のクヮチョン(果川)市、南東の清渓山と北の冠岳山に挟まれた盆地に位 置し、115,000平方メートルの広大な敷地と近代的な施設を誇っています。 韓国では、1920年代から主要都市で競馬が行われるようになりましたが、1922年には初めて全国組織である朝鮮競馬クラブが設立されました。1933年には発布された法令に基づき9つの競馬場を傘下に置く統括機関である朝鮮競馬協会が設立されました。そして独立を果たした1945年には現在の韓国馬事会となりましたが、1950年に勃発した朝鮮戦争により競馬場も一時閉鎖に追い込まれました。その後、1954年には朝鮮戦争前に競馬が行われていたシンソンドル競馬場に代わりソウルにトクソム競馬場がオープン。さらに韓国馬事会は1986年アジア大会と1988年夏季オリンピックのための馬術競技場の建設を任されました。両大会において馬術競技の開催に成功した後、この競技場は競馬場へと改装され、1989年9月に現在のソウル競馬場が完成したのです。 |
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●競馬場への行き方 インチョン国際空港が主要な国際空港ですが、市街地に近いキンポ空港にも日本からのフライトが就航しています。 空港からはタクシーまたは地下鉄を利用できます。 市街からはタクシーまたは地下鉄で30分ほどかかります。 ソウル競馬場はソウル市の南、クヮチョン市に位置します。 地下鉄:4号線競馬公園駅で下車、2,3番出口。 |
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●コース 芝コースはなくダートコースのみで、外回りのダートコースは1周1,800メートル、内回りのダートコースは1周は1,600メートル、外周の高低差は4メートル、ゴール前の直線は450メートルです。 |
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●場内および近隣の施設 競馬場にはインフォメーション・センターが2ヶ所あり、日本語が話せるガイドが常駐しています。 また、インフォメーション・センターには競馬場の特徴やお薦めのアトラクションなどが記載されたパンフレットもあります。 場内には、スーベニアショップと馬の博物館がある他、外貨用ATMも多数あります。 宿泊施設はソウル市に数多くの高級ホテルやビジネスホテルがあります。このほか競馬場のすぐ隣にソウル・ランドと呼ばれるテーマパークがあり、徒歩10〜20分ほどです。 ●その他の注意 競馬場内では携帯電話の使用が可能です。観戦にはきちんとした服装での来場をお薦めします。新グランドスタンドの4階には、外国人用の特別室があります。また、正装の賓客には新グランドスタンドの5階にある特別室も用意されています。 |
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写真協力:Korea Racing Authority
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●主要競走 9月に行われる国際招待競走・コリアカップ(1,800メートル)が国内最大の競走で、総賞金は16億ウォン(約1億6,000万円)です。 また、5月に行われるコリアンダービー(1,800メートル)、11月の大統領杯(2,000メートル)、12月のグランプリ競走(2,300メートル)が国内G1競走として実施されています。 ●施行時間 土、日のほとんどの第1レースの発走時刻は午前11時、最終競走は午後5時20分で、1日平均12競走が施行されます。 7月の初旬から8月の初旬にかけて夜間にもレースを施行しています。第1レースの発走時刻は午後3時、最終レースは午後9時半です。 ●入場料 入場料は2,000ウォン(約200円)、ゲートで入場券を購入できます。 ●馬券 馬券一覧はこちら
2018年現在のデータです。 |
チェジュ競馬場の紹介 | |
写真協力:Korea Racing Authority
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●競馬場の概要 済州競馬場は、天然記念物に指定された済州ポニーを保護する目的で建設され、1987年10月に着工し、1990年10月にオープンしました。1995年9月には、国内競走馬の繁殖体制の向上のために済州種馬飼育場とトレーニングセンターを開設。1997年8月には、競馬ファンが済州ポニー・レースをより楽しむことができるように、済州競馬場のレースのソウルへの同時中継を開始しました。 ここでは漢拏山のふもと、美しい景色の中で、他では見られない済州ポニーのレースを楽しむことができます。 ●競馬場への行き方 |
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●コース レースコースはダートコースで、1周の距離は1,600メートル、ゴール前の直線は400メートル。第一コーナーと第三コーナーの間が最も高低差があり10.2メートルです。幅員は20メートル。国産ポニー(チョランマル:済州馬)による競馬。 |
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●場内および近隣の施設
グランドスタンドの入り口の横に中央インフォメーション・カウンターがあります。迷子、遺失物、レースや施設に関する情報が得られます。レース開催日のみ日本語ガイドもいます。 グランドスタンドの裏手には美しい自然を堪能できる小さな公園があり、さまざまなスポーツ施設も完備しています。 競馬場内では外貨の両替は行っていませんので、事前に空港で両替をすることをお奨めします。 競馬場は山のふもとに位置しているため、すぐ周辺にお奨めできるホテルやレストランはありません。ただし、車で15分ほど離れた場所には、多くのホテル、レストランや観光名所があります。 ペットの持ち込みは禁止されています。子供の入場には大人の同伴が必要です。携帯電話の使用に関する規則はありません。 |
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●主要競走 レースは獲得賞金別に4つにランク分けされて行われます。G1、G2や国際レースなどの主要レースは開催していません。 ●施行時間 開催は主として金曜日、土曜日に行われ、競馬場の「オープン時間」は午前10時半から午後5時半までです。 第一競走の発走時刻は 昼レース: 3月から10月は午後12時25分から午後5時20分 11月から2月は午後12時25分から午後5時5分 夜レース: 7月下旬(19・20日、26・27日)から8月初旬(9・10日、16・17日)は午後4時25分から午後9時20分 1日に平均10レースが開催されます。 ●入場料 競馬場の入場料は2,000韓国ウォン(約200円)で、入場券は競馬場の入り口で販売しています。 ●馬券 馬券一覧はこちら |
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2018年現在のデータです。
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プサン・キョンナム競馬場の紹介 | |
写真協力:Korea Racing Authority
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●競馬場の概要
プサン・キョンナム競馬場は2002年開催の馬術アジア大会の会場を改装し、2005年9月にオープンしました。釜山広域市江西区に約125,000平方メートルの広さを誇るこの競馬場の建設には約3,000億ウォン(約300億円)が投資されました。2,000メートルのダートコースがあり、約32,000人が利用できる4階建てのグランドスタンドがあり、1,000頭の馬を収容できる厩舎が設置されています。通常、毎週金曜日と日曜日に同競馬場でレースが施行され、土曜日は場外馬券発売所として利用されています。 ●競馬場への行き方 飛行機: 金海国際空港 → 釜山慶南競馬公園 (タクシーで 約20分) 船: 釜山港国際旅客ターミナル → 釜山慶南競馬公園 (タクシーで 約40分) 地下鉄(シャトルバス利用) : 下端駅(1番出口)、周禮駅(8番出口) → 釜山慶南競馬公園 (シャトルバスで約30分, 無料, 日14回運行) 江西区役所駅(5番出口) → 釜山慶南競馬公園 (シャトルバスで約30分, 無料, 日10回運行) |
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●コース 1周2,000メートル、ゴール前の直線460メートルの外回りダートコースと、1周1,470メールの内回りダートコースがあります。また、その内側に1周1,300メートルの調教ダートコースがあります。 |
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2018年現在のデータです。
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●馬券