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2018年08月02日  - No.29 - 1

ドバイワールドカップの総賞金、1200万ドルに増額(ドバイ)[開催・運営]


 ドバイワールドカップ(G1)の総賞金は2019年に1,200万ドル(約13億2,000万円)に引き上げられる。これにより、ドバイワールドカップデーの賞金総額は3,500万ドル(約38億5,000万円)になると、7月25日に発表された。

 ドバイワールドカップは2010年から総賞金1,000万ドル(約11億円)で施行され、総賞金1,200万ドルの第1回ペガサスワールドカップ招待S(G1 ガルフストリームパーク競馬場)が開催される2017年まで、世界最高賞金レースであり続けた。なお、2018年ペガサスワールドカップの総賞金は1,600万ドル(約17億6,000万円)に引き上げられている。

 総賞金引上げ後のドバイワールドカップの優勝馬には720万ドル(約7億9,200万円)が贈られることになっている。これは、サラブレッド競馬において世界最高額の優勝賞金だ。2018年ペガサスワールドカップの優勝馬ガンランナー(Gun Runner)は700万ドル(約7億7,000万円)の優勝賞金を受け取っている。

 ドバイゴールデンシャヒーン(G1)の総賞金は50万ドル(約5,500万円)引き上げられて250万ドル(約2億7,500万円)となる。一方、アルクオーツスプリント(G1)の総賞金はこれまでの2倍の200万ドル(約2億2,000万円)となる。

 ドバイシーマクラシック(G1)とドバイターフ(G1)の総賞金はそれぞれ600万ドル(約6億6,000万円)、ドバイカハイラクラシック(純血アラブG1)の総賞金は100万ドル(約1億1,000万円)で維持される。

 残りの3レースの総賞金はそれぞれ50万ドル(約5,500万円)引き上げられる。UAEダービー(G2)は総賞金250万ドル(約2億7,500万円)を誇る世界最高賞金額のダートダービーとなる。同じく、ゴドルフィンマイル(G2)の総賞金も150万ドル(約1億6,500万円)に引き上げられ、世界で2番目の高額賞金のダートのマイル競走となる。芝3200mのドバイゴールドカップ(G2)は今や、その総賞金が150万ドル(約1億6,500万円)となり、世界で最も賞金の高いマラソン競走の1つとなる。

 メイダングループ理事会のサイード・フマイド・アル-タイヤー(Saeed Humaid Al Tayer)議長は、こう述べた。「今回の賞金引上げは、ドバイの首長モハメド殿下が次の2点に関して熱心であることを強調します。それは、"競馬の成長を支援すること"、そして"UAEが競馬をはじめとするスポーツの発展のために優れたインフラを有すること"です」。

 第1回ドバイワールドカップは1996年に総賞金400万ドル(約4億4,000万円)で施行され、米国年度代表馬に二度選ばれたシガー(Cigar)が制した。今年のドバイワールドカップはゴドルフィンの所有馬でG1を数回制しているサンダースノー(Thunder Snow)が優勝した。

By Blood-Horse Staff

(1ドル=約110円)

[bloodhorse.com 2018年7月25日「Dubai World Cup Purse Raised to $12 Million for 2019」]


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