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海外競馬ニュース
2007年07月05日  - No.26 - 3

競馬賭事賦課公社、新調査プロジェクトに資金援助(イギリス)[開催・運営]


  競馬賭事賦課公社(Levy Board)は、2007-8年度の獣医関係予算(総額178万ポンド=約4億2,720万円)から100万ポンド(約2億4,000万円)以上の資金を 新規の研究事業に提供する。新規事業は、競馬と生産界にとって非常に価値のある幅広い問題を対象とする。重点事業は、致命的な腺疫の予防のために開発され るワクチンの薬効試験であり、賦課公社とサラブレッド生産者協会(Thoroughbred Breeders’ Association: TBA)が共同で資金提供する。

 大学院の馬獣医師教育には、消化器病と遺伝子分野の獣医師を養成するための新たな研究奨学金制度と、馬内科・外科学に対する新たな臨床奨学金制度を通して、総額35万2,000ポンド(約8,448万円)が支給される。

 継続事業とは、アニマル・ヘルス・トラスト(Animal Health Trust)の伝染病調査に対する支援事業と、ワクチンへの資金提供事業である。競馬監理機構(Horseracing Regulatory Authority)は、競走馬へのインフルエンザ予防接種を義務付けており、競馬賭事賦課公社の資金提供事業はこれを支えるものである。

 

By Howard Wright
(1ポンド=約240円)


[Racing Post 2007年6月3日 「Research gets cash boost」]


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