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海外競馬ニュース
2007年10月18日  - No.40 - 1

ファロン騎手、刑事裁判所に出廷(イギリス)[その他]


 イギリス競馬最大の八百長事件に関する捜査が終了し、キーレン・ファロン(Kieren Fallon)騎手等を被告とする裁判が、9月24日からロンドン中央刑事裁判所(Central Criminal Court)で行われる。スポーツ界に限らず誰もが注目するだろう。

 イギリスで6回チャンピオン騎手となったファロン騎手は9月22日、事件に関し検察側の主張する罪状を聴取するために9月24日に出廷すると述べた。審理は、来年1月まで続く見込みである。

 ファロン騎手は5人の共同被告とともに、オールドベイリーにある裁判所12号法廷に出席する。6人の被告は告訴内容を否認している。

 一連の捜査の中で、警視庁は2002年12月1日〜2004年9月4日の間の80レース以上を取り調べた。

 警視庁は34人を逮捕し、500件の聞き込み捜査を実施し、1,300の供述書を取り、検察局(Crown Prosecution Service)に提出するために5,000の証拠物件と約4万ページの証言を準備した。

 ファロン騎手とその同僚騎手5名は、ベットフェア社(Betfair)の賭事において、騎乗する馬の全能力を発揮させずに故意に負けた詐欺行為で告訴されている。

 公判第1週目は検察側の罪状説明で占められるだろう。これは訴訟が終るまで公表されない。

 このあと、主任弁護士であるジョナサン・カプラン(Jonathan Caplan)氏は、9月25日からの1週間に、陪審員に対して起訴事実について説明する。

 ファロン騎手は、2006年7月の決定により、イギリスでの騎乗はできない。しかし、同騎手はアイルランドの騎手免許で、フランスでの騎乗が許可され、騎乗を続けている。

 各騎手は英国競馬統括機構(British Horseracing Authority: BHA)に所得補償金として週に税込み1,100ポンド(約26万4,000円)以上を受け取っているが、この措置は公判開始時に終了する。

By Graham Green
(1ポンド=約240円)

[Racing Post 2007年9月24日「All eyes on the Old Bailey as Fallon and five others prepare to answer race-fixing charges」]


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