第2の“スポンジ”事件発生(アメリカ)[その他]
1月6日にガルフストリーム競馬場のセービン・ハンデキャップ競走でゴールデンヴェルヴェット(Golden Velvet)が1位同着で優勝したが、その後、同馬の鼻孔からスポンジが見つかったため、フロリダの競馬統括機関が調査している。
調査は、フロリダ州の競馬統括機関の商業・職業統括部門が指揮している。同部門の広報担当は3月4日の朝に調査は続行中であると述べ、更なる言及は控えた。
同馬は、ダーレー・ステーブル(Darley Stable)がオーナー・ブリダーで、キアラン・マクローリン(Kiaran McLaughlin)調教師が管理している。デイリーレーシングフォーム紙(Daily Racing Form)によれば、マクローリン厩舎のスタッフが膿漏と悪臭に気づき、診察を受けた結果、劣化したスポンジが発見された。
馬の競走を妨害するために馬の鼻孔にスポンジを詰めることは、動物虐待罪および(あるいは)競走成績に影響を及ぼす不正行為に該当する。
2007年秋にもデラウェアパーク競馬場で今回と類似した事件が発生し、デラウェア州サラブレッド競馬委員会(Delaware Thoroughbred Racing Commission)と州警察が捜査したことがある。それは、同競馬場のアローワンスレースで圧倒的な一番人気であったにもかかわらず敗戦した2歳牝馬マレンズメドウズ(Maren’s Meadows)の鼻孔からスポンジが見つかった事件である。
ゴールデンヴェルヴェットは、セービン・ハンデキャップ競走でレディマールボロ(Lady Marlboro)と1位同着で、重賞競走で初勝利を挙げた。同馬は、3月9日のガルフストリーム競馬場でのランパート・ハンデキャップ競走(GII)に出走する予定である。
By Jeff Lowe
[thoroughbredtimes.com 2008年3月4日「Sponge found in Golden Velvet after Sabin dead heat」]