馬インフルエンザの暫定的な終息(オーストラリア)[獣医・診療]
トニー・バーク(Tony Burke)農林水産大臣は3月13日、オーストラリアにおける馬インフルエンザの暫定的終息という歓迎すべきニュースを発表した。
バーク大臣は次のように語った。「積極的な監視活動を行ってきましたが、2007年12月以降新たな感染馬の発生はありません」。
「本日の発表により、書類手続きさえ行えば、再び州内および州間で馬を自由に移動させることができます」。
「オーストラリアは馬インフルエンザを撲滅した数少ない国の1つです」。
「規制活動と撲滅活動に貢献した全ての方々に感謝します」。
「関係機関、獣医師および多くの競馬産業の献身的な努力によって、予想していたよりもずっと早くこの段階に到達できました」。
「疾病の防圧と移動制限は、疾病を抑えこむのに必要不可欠です。馬主は協力してくれました」。
緊急家畜疾病評議委員会(Consultative Committee on Emergency Animal Diseases)は3月13日、クイーンズランド州を3月14日に“警戒地域”から“安全地域”に再分類することに同意した。
クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の安全地域は、6月30日にオーストラリアの残りの地域と同じ状態域である“清浄地域”となるだろう。
次の段階は、オーストラリアを馬インフルエンザの清浄地域とする国際的な確認を求めることであり、国際獣疫事務局(World Animal Health Organization)が定める条件を満たすために、オーストラリアは2008年末まで馬インフルエンザの効果的な監視制度を維持しなければならないだろう。
[Minister for Agriculture, Fisheries and Forestry, Australia 2008年3月13日「Australia provisionally free of equine influenza」]