海外競馬ニュース
2008年04月17日 - No.15 - 2
ベットフェア社、ベッティング・エクスチェンジ賭事禁止をめぐる裁判で勝訴(オーストラリア)[その他]
ベットフェア社(Betfair)は3月27日、西オーストラリア州におけるベッティング・エクスチェンジ賭事禁止を撤回するための法廷闘争に勝利を収めた。
オーストラリア連邦最高裁判所は、西オーストラリア州が2006年後半に制定した反ベッティング・エクスチェンジ関係法を無効とした。反ベッティング・エクスチェンジ関係法は、同州の居住者がベットフェア社を通して賭事を行うことを禁止するだけでなく、同州で施行される競馬をベッティング・エクスチェンジ賭事の対象にすることも禁止していた。
連邦最高裁判所は、反ベッティング・エクスチェンジ関係法は、州の境界を越えた自由な取引を保障する憲法に違反しているので、無効であると判決した。
ベットフェア社の上席管理職であるアンソニー・クロック(Anthony Klock)氏は、「この判決は不当な取引制限を取り除くことだけでなく、当社が西オーストラリア州の競馬産業と正式な関係を確立する道を開きました」と語った。
クロック氏は、西オーストラリア州にはベットフェア社の賭事会員が約1,600人いると述べた。
By Graham Green
[Racing Post 2008年3月28日「Betfair fillip down under」]