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海外競馬ニュース
2008年02月14日  - No.6 - 3

黒い防寒用乗馬ズボンが全天候型競馬場に登場(イギリス)[その他]


 このところ騎手たちが全天候型競馬場で黒い乗馬ズボンをはいているのが見受けられ、従来の白のズボンを見慣れている競馬ファンの関心を引いている。

 しかし、この見慣れない光景は、騎手たちの最新ファッションではない。これには実用的な理由がある。

 ポール・ドウ(Paul Doe)騎手とエイドリアン・マッカーシー(Adrian McCarthy)騎手が、通常の白の乗馬ズボンの代わりに、黒い乗馬ズボンをはいている。予てから、この2人はプラダ、グッチ、ルイヴィトンなどの高級ブランド品を愛用していることで知られている。

 しかし冷たい冬風が黒い乗馬ズボンに変更した理由であれば、春の芝シーズンになれば騎手たちはきっと従来の白い乗馬ズボンを着用するだろう。

 1月28日にケンプトン競馬場で騎乗したドウ騎手は、「要するに、黒の乗馬ズボンのほうがずっと暖かいということです」と述べた。

 「私たちがいつも使用している乗馬ズボンのメーカーが、冬用の黒い乗馬ズボンを開発しました。ナイロン素材で、100%の防水加工と風防加工がされています。これを着用しているかぎり芝や土の跳ね返りも感じることはありません」。

 「私は気候が暖かくなれば従来のシルクの乗馬ズボンをはきますが、現在は黒いズボンが理想的です」。

 「開催日にいつも黒い乗馬ズボンをはいているのはエイドリアン・マッカーシー騎手と私だけだと思います」。

By Tony Elves

[Racing Post 2008年1月29日「Cold winter winds biting as black becomes new white―Jockey Paul Doe models new black breeches」]


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