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海外競馬ニュース
2009年05月28日  - No.21 - 2

再建中のマグナ社、サンタアニタ競馬場を競売に(アメリカ)[開催・運営]


 民事再生手続きにより再建中のマグナエンターテイメント社(Magna Entertainment Corp.: MEC)は、5月1日に裁判所に提出した再生計画に基づき資産処分を行う。その中にはサンタアニタ競馬場のほかに3つの競馬場が含まれる。

 MECは、同社にとっては虎の子のサンタアニタ競馬場を、レミントンパーク、シスルダウンおよびポートランドメドウズ競馬場とともに競売にかけようとし ている。MECはほかにもロンスターパーク競馬場の運営権、サンタアニタ競馬場内の店舗、そしてカリフォルニア州のオカラとディクソンにある資産もこの競 売にかける予定である。

 競売対象にはメリーランド・ジョッキークラブ(Maryland Jockey Club)の競馬場(ピムリコ競馬場とローレルパーク競馬場)は含まれない。当初案にはこれらの財産も含まれていたが、メリーランド州とボルティモア市の反対により外された。

 ブルームバーグニュース(Bloomburg News)は、連邦破産裁判所がMECの再生計画を承認したと伝えた。

 MECの資産処分を行うミラーバックファイア社(Miller Buckfire & Co.)によると、これまでに35団体が競売に参加するために秘密保持契約[訳注:買収希望者が提供された情報の秘密保持を約束する契約]に署名した。ほ かにも35団体が参加を希望している。

 競売に参加する団体は5月27日までにその意思を表明し、7月31日までに参加申込みをしなければならない。競売は9月8日ニューヨークで開催される予定である。

 MECの親会社MIデブロップメンツ社(MI Developments Inc.: MID)は書面により、MIDは競売に参加しないと表明している。MECとMIDのいずれもフランク・ストロナーク(Frank Stronach)氏が会長を務めている。

 MECは競売対象物件だけでなく、その他の物件の処分も模索する。競売が不調に終わった場合には、他の手段を検討することになる。

By Frank Angst

(関連記事)海外競馬ニュース 2009 No.12「マグナ社、民事再生手続きにより再建を図る」

[thoroughbredtimes.com 2009年5月4日「Santa Anita included in planned Magna auction」]


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