エヴァンジェリン競馬場、下級条件競走の賞金を10％アップ （アメリカ）［開催・運営］

　ルイジアナ州のエヴァンジェリン競馬場はすべての下級条件競走の賞金を10％アップし、1日平均賞金額はルイジアナ州産馬奨励金を除いても17万ドル（約1700万円）以上となる。

　エヴァンジェリン競馬場の競走役コールマン・ロイド（Coleman Lloyd）氏は、「当競馬場は厳しい経済状況をなんとかいでいます。当競馬場に関係するホースマンは出馬投票に殺到し、ファンはここ“ケイジャン・カン トリー（訳注：ルイジアナ州の呼び名）”で当競馬場の出走馬を十分揃えたワクワクするような競馬を支持してくれています。荒れ模様の天候のために1日のほ とんどのレースと、もう1日の数レースを施行できなかったために、賞金を上げることになりました。災い転じて福となった訳ですが、他の競馬場から羨ましが られています」。

　6月13日から実施される新たな賞金体系は、次のとおりである。

(1) 譲渡価格3500ドル（約35万円）と5000ドル（約50万円）のクレーミング競走の最低賞金額を7500ドル（約75万円）から8300ドル（約83万円）［ルイジアナ産馬限定クレーミング競走は1万5200ドル（約152万円）］に引き上げる。

(2) 未勝利別定重量競走の賞金額は2万4200ドル（約242万円）［ルイジアナ産馬限定未勝利別定重量競走は3万4700ドル（約347万円）］に引き上げる。

　競馬番組に掲載される賞金額の完全リストは、エヴァンジェリン競馬場のウェッブサイト（www.evangelinedowns.com）で閲覧することができる。

　エヴァンジェリン競馬場は競走を水曜日から土曜日の午後6時20分から施行する。

（1ドル＝約100円）

［thoroughbredtimes.com 2009年6月11日「Evangeline boosts purses 10%」］