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海外競馬ニュース
2010年01月21日  - No.3 - 1

レイチェルアレクサンドラが年度代表馬に選出される(アメリカ)[その他]


 エクリプス賞の投票者はゼニヤッタ(Zenyatta)に31票差をつけてレイチェルアレクサンドラ(Rachel Alexandra)を2009年の年度代表馬に選出し、彼女の輝かしい3歳シーズンを豪華に飾った。

 メダグリアドロ(Medaglia d'Oro)の牝馬であるレイチェルアレクサンドラは、1971年のエクリプス賞創設以来、年度代表馬の栄誉に輝いた3頭の牝馬オールアロング(All Along 仏国産 1983年)、レディーズシークレット(Lady’s Secret 1986年)およびアゼリ(Azeri 2002年)の仲間入りをした。

 年度代表馬の投票は、1月18日の夜、フォーシーズンズ・ホテルでのエクリプス賞授賞式に集まった大勢の人々とその雰囲気にドラマチックな盛り上がりを与えた。

 232人の投票者のうち、130人(56%)がレイチェルアレクサンドラを選んだ。ゼニヤッタは99票(42.7%)を集め、3人がこの部門への投票を棄権した。

 レイチェルアレクサンドラの共同馬主であるジェス・ジャクソン(Jess Jackson)氏は、3年連続で年度代表馬のトロフィーを獲得したことになる。同氏は、2007年と2008年に連続で同賞を受賞したカーリン(Curlin)の馬主でもある。

 レイチェルアレクサンドラは、5連勝しかも20 1/4馬身差で大勝利を収めたケンタッキーオークス(G1)の後、ジャクソン氏とハロルド・マコーミック(Harold McCormick)氏により1000万ドル(約10億円)と伝えられる金額で購買され、カーリンと同じくスティーヴ・アスムッセン(Steve Asmussen)調教師の下に転厩した。

 レイチェルアレクサンドラは2007年のカーリンに続き、馬主ジェス・ジャクソン氏にプリークネスS(G1)の優勝をもたらした。また、レイチェルアレクサンドラは1924年以来85年ぶりに同競走を制した牝馬となった。

 個性的な流星断鼻白(眉間の白斑)を持つレイチェルアレクサンドラはまた、ハスケル招待S(G1)を優勝し、それまで同競走を制した唯一の牝馬セレナズ ソング(Serena’s Song)に加わったことで歴史的な偉業を成し遂げた。彼女は牡の古馬を相手にウッドワードS(G1)の勝利も掴みとり、56年の同競走の歴史において牝 馬の優勝は初めてのことであった。同競走を最後に、レイチェルアレクサンドラは牡馬を相手に2009年3歳シーズンをG1の5連勝を含む8戦8勝という輝 かしい戦績で終了した。

By Jeff Lowe
(1ドル=約100円)

[thoroughbredtimes.com 2009年1月18日「Rachel Alexandra wins Horse of the Year」]


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