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海外競馬ニュース
2010年10月14日  - No.41 - 2

テイクオーバーターゲット、11歳も現役続行(オーストラリア)[その他]


 4ヵ国で重賞を制したテイクオーバーターゲット(Takeover Target)は、11歳シーズンのこの秋に競走に戻ってくる流れにある。

 セルティックスウィング(Celtic Swing)のせん馬である同馬は、2009年7月のジュライカップ(G1)で管骨を骨折して以来出走していない。しかしオーストラリアのAP通信によれば、調教師であり共有馬主であるジョー・ジャニアック(Joe Janiak)氏は、この素晴らしいスプリンターは完全に治癒して競走に戻りたがっていると述べている。

 ジャニアック氏はスカイスポーツラジオ(Sky Sports Radio)に、「私はテイクオーバーターゲットのレントゲン写真を撮り、獣医師の診断を仰ぎました。肢はおそらく以前よりも頑丈になっています。走る様子や表情を見て、現役を続行したいような態度であれば、走らせるつもりです。いささかでも懸念があれば、出走はまったく考えないでしょう」と語った。

 テイクオーバーターゲットは2006年、そのキャリアの後半で世界レベルの短距離馬に成長した。同馬は、オーストラリアでニューマーケットハンデキャップ(G1)とライトニングS(G1)、英国のロイヤルアスコット開催でキングススタンドS(G2)、中山競馬場でスプリンターズS(G1)を制し、オーストラリアのチャンピオン短距離馬として名を馳せた。

 同馬は、T・J・スミスS(G1)とグッドウッドハンデキャップ(G1)に優勝して2008-09年シーズンを締めくくり、オーストラリアでの最後のシーズンで4戦4勝を果たした。そして2009年5月にシンガポールのインターナショナルスプリント(G1)に出走して8着となった後、ジュライカップ(G1)で管骨に故障が生じた。

 伝えられるところによると、テイクオーバーターゲットは秋のキャンペーンに向けて、オーストラリアで9月15日に75%の速度で調教を行った。これまでの7シーズンにおいて同馬は41戦21勝しており、収得賞金額は462万5,907ドル(約4億6,259万円)である。

[thoroughbredtimes.com 2010年9月16日「Takeover Target may start as an 11-year-old」]


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