シャンゼリゼが年度代表馬に選出される(カナダ)[その他]
シャンゼリゼ[Champs Elysees 英国産 馬主ジャドモント牧場(Juddmonte Farm)]は、2009年にカナダで賞金最高額の競走を制し、1月29日夜にトロントのウルトラサパークラブ(Ultra Supper Club)において2009年の年度代表馬としてソブリン賞を受賞した。
デインヒル(Danehill)の7歳牡馬シャンゼリゼは14年ぶりにカナダのサラブレッド競馬の最高賞を受賞した米国調教馬となった。1995年にピンオークステーブル(Pin Oak Stable)により生産され、ビル・モット(Bill Mott)調教師により管理されたピークスアンドバレーズ(Peaks and Valleys)が同賞を獲得して以来である。
シャンゼリゼは、故ボビー・フランケル(Bobby Frankel)調教師とその助手のハンベルト・アスカニオ(Humberto Ascanio)氏により管理され、サンタアニタH(G1)でアインシュタイン(Einstein)の2着となり、ウッドバイン競馬場のスカイクラシックSでは、2009年度の最優秀古牡馬となったマーチフィールド(Marchfield)の2着となった。その後、シャンゼリゼは2009年10月17日にトロント競馬場で施行された総賞金190万ドル(約1億9000万円)のカナディアン国際S(Can-G1)で、スタートで出遅れたものの2着馬に半馬身差で優勝し、6連敗に終止符を打った。
シャンゼリゼはまた2009年において、チャンピオン芝牡馬としても選出され、シーズン中に2度3着になったことも併せて150万9683ドル(約1億5096万8300円)を獲得した。これは同馬が2008年に3勝を挙げて獲得した金額をおよそ50万ドル(約5000万円)上回った。
By Steve Bailey
(1ドル=約100円)
[thoroughbredtimes.com 2010年1月29日「Champs Elysees honored as Canada’s Horse of the Year」]