ケンタッキーダービー、過去最高の入場者数(アメリカ)[開催・運営]
伝統の 第137回ケンタッキーダービー(G1)は、チャーチルダウンズ競馬場に16万4,858人の観客が詰めかけ、第100回ケンタッキーダービーが開催された1974年に打ち立てられた16万3,628人の記録を破り過去最高の記録を作った。
アニマルキングダム(Animal Kingdom)が3歳馬ク3シックレースのケンタッキーダービーに優勝し、オーナーブリーダーのチームバラー(Team Valor)、H・グラハム・モーション(H. Graham Motion)調教師およびジョン・ヴェラスケス(John Velazquez)騎手共に、ダービー初勝利であった。
ダービー当日は、昼下がりまで曇り空と雨模様であったのが、その後ところどころで晴れ渡りすがすがしい天候となり、過去最高の観客が詰めかけた。ケンタッキーダービー当日場内馬券売上げは2,340万ドル(約21億600万円)であり、2,150万ドル(約19億3,500万円)であった2010年の場内馬券売り上げを9%上回った。ケンタッキーダービーに限った場内馬券売上げは1,150万ドル(約10億3,500万円)であり、前年の1,110万ドル(約9億9,900万円)を4.2%上回った。
ケンタッキーダービー当日全体の賭事売上げは1億6,520万ドル(約148億6,800万円)であり、ケンタッキーダービーの歴史において3番目に高額であり、前年の1億6,270万ドル(約146億4,300万円)を1.5%上回った。ケンタッキーダービー1レースの賭事売上げは1億1,200万ドル(約100億8,000万円)で、前年の1億1,270万ドル(約101億4,300万円)をわずかに下回った。チャーチルダウンズ競馬場は、当日の全体売上げの81.9%にあたる1億3,530万ドル(約121億7,700万円)を賭事客に払い戻した。
チャーチルダウンズ競馬場の場長であるケヴィン・フラナリー(Kevin Flanery)氏は、「過去最高の入場者数と過去最高まであと一歩だった賭事売上げは、ケンタッキーダービーがアメリカの不朽の伝統をもつだけではなく、もっとも人気があり非常に支持を得ているスポーツであり、楽しむエンターテインメントイベントであることを証明しています。迫力のある、質の高いレースを提供すれば、ファンはそれに立ち会いたいと思うのでしょう」と語った。
チャーチルダウンズ競馬場によれば、2010年の入場者数は15万5,804人であり、2011年の入場者数はそれを5.8%上回った。
(1ドル=約90円)
[bloodhorse.com 2011年5月7日「Churchill: Record Attendance for KY Derby」]