フサイチペガサス、2011年はアルゼンチンにシャトル(アルゼンチン)[生産]
2000年ケンタッキーダービー(G1)の優勝馬で2010年北米種牡馬ランキングにおいて上位に入ったフサイチペガサス(Fusaichi Pegasus)は南半球の繁殖シーズンにアルゼンチンにシャトルされ、ラミッション牧場(La Mission)に繋養されることになる。
フサイチペガサス(14歳、父:ミスタープロスペクター、母:エンジェルフィーバー、母父:ダンジグ)は2001年にケンタッキー州ヴァーサイルスにあるクールモア牧場が所有するアシュフォードスタッド(Ashford Stud)で初供用され、現在の種付料は1万5,000ドル(約135万円)である。
同馬からは60頭のステークス勝馬が輩出し、その中には22頭の重賞勝馬がおり、2011年6月2日現在で、フサイチペガサス産駒は8年で合計6,861万8,295ドル(約61億7,565万円)を収得している。米国の一流馬の中には、いずれもG1競走を制したローマンルーラー(Roman Ruler)、チャンプペガサス(Champ Pegasus)およびバンディーニ(Bandini)がいる。
ラミッション牧場のニコラス・キンターナ(Nicolas Quintana)場長は、「我々の牧場がフサイチペガサスのような良質馬を迎え、顧客にサービスを提供することを非常に誇りに思っています」と語った。
以前オーストラリア、日本およびチリにシャトルされた経験のあるフサイチペガサスは2011年にアルゼンチンで初の繁殖シーズンを過ごし、2012年の北半球の繁殖シーズンにアシュフォードスタッドに戻ってくる予定。
その他に2011年の南半球の繁殖シーズンにラミッション牧場で供用される馬には、オナーアンドグローリー(Honour and Glory)、ポラーズヴィジョン(Pollard’s Vision)、キャッチャーインザライ(Catcher In The Rye)、ハーランズホリデー(Harlan’s Holiday)、マジェスティックウォリアー(Majestic Warrior)、フットステップスインザサンド(Footstepsinthesand)、イードバイ(E Dubai)、アートマスター(Art Master)、ストームサージ(Storm Surge)およびシティバンカー(City Banker)がいる。
By Michael Burns
(1ドル=約90円)
[thoroughbredtimes.com 2011年6月3日「Fusaichi Pegasus to shuttle to La Mission in Argentina for 2011」]