BBCの新契約により、チャンピオンズデーの全世界での放映が可能に(イギリス)[開催・運営]
論議を呼んでいる平地競走シーズンのクライマックスである英国チャンピオンズデーは、2011年10月15日に初めてアスコット競馬場で開催されることとなったが、その主催者がBBCワールドワイド(BBC Worldwide)と2年の契約を締結したことで、全世界での放映が可能になった。
2011年と2012年におけるチャンピオンズデーの国際放映を行うための資金計画は明らかにされていないが、この契約締結のニュースは、BBCが数十万ポンドとされる同イベントの地上波での放映を確実なものにしたと本紙が伝えてから2週間経たないうちにもたらされた。
BBCの主要商業部門であるBBCワールドワイドはすでに、グランドナショナル、英国ダービーおよびロイヤルアスコット開催の国際放映権を有している。
BBCワールドワイドのスポーツ営業部長であるダニー・オトゥール(Danny O'Toole)氏は、「英国チャンピオンズデーと英国チャンピオンズシリーズは、英国競馬のワクワクする新時代の始まりを表わしています。これらは競馬を活性化させ、大々的なテレビイベントになることが期待されています」と語った。
そして、「BBCワールドワイドは英国競馬と長年にわたる関係を築いてきており、私たちは全世界の新世代の競馬ファンに対してこれらのイベントを放映することにワクワクしています」と付言した。
英国チャンピオンズシリーズのCEOであるカール・オリバー(Karl Oliver)氏は、「私たちは、英国チャンピオンズデーを世界で最も有名な競馬開催の1つに育て、英国競馬の平地シーズンの新しいクライマックスに発展させるため、BBCワールドワイドと一緒に取り組んでいくことを楽しみにしています」と語った。
By Howard Wright
[Racing Post 2010年12月23日 「BBC deal secures global TV coverage for Champions Day」]