ラドブロークス社も顧客に休眠口座の維持手数料を課す(イギリス)[その他]
ベットフェア社に続いてラドブロークス社(Ladbrokes)も、12ヵ月間取引きのない口座を持つ顧客に対し、その取引口座が復活されない場合には口座維持手数料を負担することになると注意喚起している。
ブックメーカー最大手の同社は1月15日、4月下旬に導入される口座維持手数料は休眠口座の維持費をカバーするのに役立てられると説明した。
この措置によってラドブロークス社は、口座維持手数料を取るという方針を2010年12月に表明したベットフェア社(Betfair)を含む他の賭事業者と歩調を揃えることになる。取引が行われている口座とは違い、休眠口座は不正行為からの保護と安全確保にかかる費用の補填に貢献しない。
ラドブロークス社の場合、口座が休眠となった日から毎月、2ポンド(約280円)の手数料または口座残高の5%のうち大きい方が、残高ゼロになるか賭事活動が再開されるまで課され続ける。
同社はまた、6ヵ月間ずっと残高がゼロである休眠口座を閉鎖する権利を留保する。
ラドブロークス社のスポークスマンであるシアラン・オブライエン(Ciaran O'Brien)氏は、「多くの賭事業者はすでにこの方針を取っており、私たちはそれを検討し、取引条件を改定することを決めました」と語った。
同氏は次のように付言した。「口座維持費用をカバーするのに役立てるという目的で、この方針は導入されています。私たちは基本的に、賭事口座が賭事に利用されることを望んでいます。お金がただ寝かせてあるだけというのは誰のためにもなりません」。
By Graham Green
(1ポンド=約140円)
[Racing Post 2011年1月16日「Ladbrokes to charge for dormant account」]