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海外競馬ニュース
2011年12月22日  - No.51 - 2

ハノン調教師、217勝を挙げ年間勝利記録更新(イギリス)[その他]


 リチャード・ハノン(Richard Hannon)調教師は、グァヴァ(Guava)がウォルヴァーハンプトン競馬場で優勝し年間217勝目を挙げ、英国の平地競走年間勝利数の記録を破り、素晴らしい2011年を締めくくった。

 11月に4度目の最多勝利調教師のタイトルを決めていたハノン調教師は、これまで2回つまり1993年の182勝と2008年の189勝で記録を打ち立てていた。

 ハノン調教師が16年間保持していたこの最多勝利数の記録は、2009年にマーク・ジョンストン(Mark Johnston)調教師が216勝を挙げたことで塗り替えられていた。

 ハノン調教師は12月7日のリングフィールド競馬場において管理馬ヌメラル(Numeral)で216勝目を挙げ、ジョンストン調教師の記録に並び、その後記録を破るまでに5頭の管理馬を出走させていた。

 12月10日の1900 mのクレーミング競走で負担重量が最軽量でわずか※50.8 kgしか背負っていなかった2歳のグァヴァは、出走する唯一のハノン調教師の管理馬であった。
[※8ストーン×14=112ポンド×0.4536=50.8032 kg]

 ハノン厩舎所属のリチャード・ヒューズ(Richard Hughes)騎手は、「ハノン調教師は記録に挑戦しようとすら思っていなかったでしょう。同調教師は記録については考えておらず、1頭でも多くの勝馬を出すことだけに専念しています」と語った。

 そして、「記録は年々破られるものであり、これはまぐれではありません。ハノン調教師のやり方はシンプルで、目標など設定せずに管理馬を走り続けさせています。馬は満足して走り、3月から12月にかけて勝鞍を挙げました。このことが目標の達成に繋がったのです」と付け足した。

 英国の史上最も勝鞍を量産する調教師であるハノン調教師は、1970年から3600勝を記録している。

 レーシングポスト紙で歴史を綴っているジョン・ランダル氏は、「これは間違いなく今年最も素晴らしい記録更新であり、リチャード・ハノン調教師は私の記録更新トップ10リストに間違いなく入るでしょう」と語った。

By Stuart Riley

[Racing Post 2011年12月10日「Hannon breaks record with 217 winners in 2011」]


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