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海外競馬ニュース
2012年11月29日  - No.49 - 3

イギリス北部の負傷騎手リハビリ施設の建設計画が発表される(イギリス)[その他]


 イギリス北部に負傷騎手のためのリハビリ施設を造るという望みは、今週モルトンにおいてその建設計画が発表されて実現に向け大きなステップを踏み出す予定である。

 11月後半にライデール市議会に正式申請する準備手続きとして、数百万ポンドの計画を地元住民に周知するための2日間の協議が行われた。

 負傷騎手基金(Injured Jockeys Fund: IJF)のCEOリサ・ハンコック(Lisa Hancock)氏は、問題がなければ、2014年の早い時期のオープンを目指し、来春の終わりに建築開始を予定している。

 率先して資金集めに尽力した元騎手で調教師のジャック・ベリー(Jack Berry)氏にちなんで、ジャックベリーハウス(Jack Berry House)と名付けられることとなっているこの施設は、ランボーンにあるオークシーハウス(Oaksey House)に続き英国で2つ目の負傷騎手リハビリ施設となる。

 この建設計画は、モルトン・ラグビークラブと隣接する建設適地を巡っていくつかの問題が持ち上がった際危うくなったが、土地所有者のフィッツウィリアムトラスト社(Fitzwilliam Trust)との交渉が継続され、両者は合意に達した。

 ハンコック氏は次のように語った。「11月末に予定している必要な計画申請のため、関係する書類をまとめているところであり、今や本当に前進し始めています」。

 「その計画プロセスの一環として、私たちは今週の金曜日と土曜日にモルトンのメイン広場にあるザ・ヤード(The Yard)でパブリックビューイングを実施する予定です」。

 「それは、地元住民、関心のある団体その他すべての人々にとって、予定されているすべての計画を目の当たりにし、私たちがどのようなものを建設しようとしているかを知る機会となります」。

 ハンコック氏はこの計画の暫定費用をおよそ350万ポンド(約4億5,500万円)と見積もっており、住民などからの疑問に答えるためこの協議にずっと出席する予定で、ベリー氏、IJFのジョン・フェアリー(John Fairley)理事および施設の建築家も同席する。

By Graham Green

[Racing Post 2012年10月30日「Plans for injured jockeys’ northern rehabilitation centre to go public」]


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