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海外競馬ニュース
2014年04月10日  - No.14 - 1

TVG社、香港とのコミングリングを実現(アメリカ)[開催・運営]


 TVG社は、常に米国の賭事客を惹きつけてきた香港のハッピーバレーおよびシャティン競馬場のレースのコミングリング(賭事プールの共同化)を実現し、これらのレースのライブ映像の提供を開始すると発表した。

 4月5日夜(太平洋標準時、東部標準時では4月6日朝)から、TVG社の顧客は世界一の賭事プールの共同オッズにアクセスでき、TVG社のテレビ局とインターネット(TVG.com)で香港のレースをライブで視聴することができる。TVG社の声明によれば、これは同社が香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club:HKJC)と締結した数年間にわたる契約により可能になった。

 TVG社のジョン・ヒンドマン(John Hindman)氏は声明において、「賭事客は優良馬が多く出走するレースを観戦し、大きな賭事プールで賭事を行うことを好みます。私たちは世界で唯一この要求に応えられる優良競馬賭事にアクセスできることにワクワクしています。米国の顧客は従来、年に2〜3回だけこの規模の賭事プールにアクセスできましたが、今後は年83回以上も賭事を行うことができ、楽しむことができるでしょう」と語った。

 HKJCは通常香港時間で水曜夜のハッピーバレー開催と日曜午後のシャティン開催を9月初めから7月初めまで提供するだろう。米国賭事客がアクセスできる最初のレースの発走時刻は、水曜日の東部標準時の午前7時15分(太平洋標準時の午後4時15分)と日曜日の東部標準時の午後1時(太平洋標準時の午後10時)である。

 HKJCのCEOウィリアム・ネーダー(William Nadar)氏は次のように語った。「香港の競馬と賭事の卓越性を全米のTVG社のネットワークにもたらすことができることにワクワクしています。人間を月に降り立たせるほど大ニュースではありませんが、国際的な競馬とサイマルキャスト賭事にとって大きなステップとなります」。

 TVG社がまず提供する賭事の種類は、単勝、複勝、馬連、三連単であり、これらは香港競馬の総売上げの70%を占めている。

 各馬の過去成績、レーシングプログラム、全レースとバリアトライアル(発走試験を兼ねた実戦形式の調教)のリプレイ映像、診療履歴と調教記録はインターネット(www.hkjc.com)で英語と中国語で公表されており、無料で閲覧可能である。

 TVG社は、コミングリングオッズを可能にする技術を集結するためにトータリゼータ会社(訳注:トータリゼータの製作・販売・投票業務代行会社)のスポーテックレーシング&デジタル社(Sportech Racing and Digital)と提携している。TVG社によれば、スポーテック社は米国で初めてHKJCのレースを提供できるサービスを構築したトータリゼータ会社である。

By Blood-Horse Staff

[bloodhorse.com 2014年3月31日「TVG to Offer Commingled Wagering on Hong Kong」]


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