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海外競馬ニュース
2014年10月30日  - No.43 - 2

ギュイヨン騎手、ヴェルテメール兄弟の主戦騎手に(フランス)[その他]


 5月にアンドレ・ファーブル(Andre Fabre)調教師が管理するミスフランス(Miss France)に騎乗し英1000ギニー(G1)優勝に導いたマキシム・ギュイヨン(Maxime Guyon)騎手は、一流馬主のアラン&ジェラール・ヴェルテメール(Alain and Gerard Wertheimer)兄弟の主戦騎手という新しい役割が始まるのを待ち切れないでいる。

 この10月に勝利数が1,000勝の大台を越えた25歳のギュイヨン騎手は、少年時代のアイドルであるオリヴィエ・ペリエ(Olivier Peslier)騎手の後継者となる。ペリエ騎手と、オーナーブリーダーであるヴェルテメール兄弟との間で12年間続いたパートナーシップはこの年末に終了する。

 来年から開始される4年契約を交わしたギュイヨン騎手は、「とても感謝しており、ヴェルテメール兄弟のために騎乗することを大変うれしく思ってます。大仕事ですが大変素晴らしい役目です。彼らのために働くことを光栄に思います。騎乗するのが楽しみな優良馬が沢山います」と語った。

 ヴェルテメール兄弟のレーシングマネージャーであるピエール-イヴ・ビュロー(Pierre-Yves Bureau)氏はこの契約を認め、ギュイヨン騎手が若さと経験を兼ね備えていることをその理由に挙げた。

 そして、「私たちはこれまでの実績と同時に、将来も期待できる騎手を探していました。ギュイヨン騎手はまさにその条件にぴったりです」と続けた。

 ギュイヨン騎手は14歳でシャンティイの騎手学校に入学した時に、25回リーディングトレーナーに輝いているファーブル調教師に見習い騎手として迎えられ、これまでのキャリアすべてを同調教師のもとで積んできた。

 ヴェルテメール兄弟の所有馬79頭のうち17頭がファーブル厩舎にいるので、このつながりはギュイヨン騎手の今回の選択に大きな影響を与えたのかもしれない。

 ギュイヨン騎手は、フレディ・ヘッド(Freddy Head)調教師やカルロス・ラフォン-パリアス(Carlos Laffon-Parias)調教師が管理するシャネルのオーナー(ヴェルテメール兄弟)の馬にも乗ることになるだろう。

 ビュロー氏は、「騎手選びの際にはもちろん調教師たちとも意見を交換しましたが、最終的にはヴェルテメール兄弟が自ら決定を下しました」と付け加えた。

 ギュイヨン騎手は2009年にキャヴァルリーマン(Cavalryman)でパリ大賞典(G1)を制して20歳でG1初勝利を挙げ、さらに翌年にはロペデヴェガ(Lope De Vega)で仏2000ギニー(G1)と仏ダービー(ジョッケークリュブ賞 G1)を制し、同馬をクラシック2冠に導いた。

By James Burn

[Racing Post 2014年10月17日「Guyon signs four-year deal with Wertheimer brothers」]


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