英オークス、故サー・ヘンリー・セシル調教師の記念レースとして開催(イギリス)[その他]
エプソム競馬場は今年、その最も愛されているレースの1つ英オークス(G1)を、サー・ヘンリー・セシル(Sir Henry Cecil)調教師の記念レースとして開催する。
昨年夏に70歳で亡くなったセシル調教師は、英オークスを8勝するなど大きな成功を収めた。直近の2007年のライトシフト(Light Shift)での優勝は調教師としての復活を示すことになり、大きな感動を引き起こした。
セシル調教師の素晴らしいキャリアと英オークスとの長い関わりを記念するために、今年の英オークスは“英オークス(サー・ヘンリー・セシル記念)”として施行される。
エプソム競馬場の競走部長兼馬場取締委員であるアンドリュー・クーパー(Andrew Cooper)氏は、次のように語った。「今年の英オークスをサー・ヘンリー・セシル記念として施行することを誇りに思います」。
「セシル調教師のこのレースでの活躍は目を見張るものがあり、2007年のライトシフトの勝利で沸き上がった感動は、その日エプソム競馬場に来場したほとんどの人々にとって忘れられないものでしょう」。
サー・ヘンリー・セシル調教師の未亡人で調教師であるセシル夫人(Lady Cecil)は、英オークス施行者のこの上ない誠意に対して喜びを述べた。
「エプソム競馬場が今年の英オークスをヘンリーの記念レースとして施行し、彼の人生とキャリアを称えたいと聞き、本当に嬉しかったです」。
「英オークスは、ヘンリーが8勝という快挙を成し遂げたクラシックレースです」。
「英オークス優勝は彼にとって特別なものであり、特に2007年ニアルコスファミリー(Niarchos family)所有のライトシフトで優勝したときの彼の喜びようが鮮明に思い出されます。それはヘンリーとウォレンプレイス調教場(Warren Place)の全員にとって素晴らしい日でした」。
By Fiona O'Brien
[Racing Post 2014年2月20日「Investec Oaks to be run in memory of Sir Henry」]