ムーア騎手、オブライエン厩舎の主戦騎手へ(アイルランド)[その他]
4月9日、エイダン・オブライエン(Aidan O’Brien)調教師は、今シーズン、過去3回英リーディングに輝いたライアン・ムーア(Ryan Moore)騎手が自厩舎の主戦騎手となることを認めた。
オブライエン調教師は、拠点とするアイルランド・ティペラリー州で次のように語った。「今シーズン、ライアンが我々の主力馬に騎乗します。ジョセフ(Joseph オブライエン調教師の息子)は、負担重量が許せば、他の馬に騎乗するでしょう。シーミー・へファーナン(Seamie Heffernan)騎手とコルム・オドノヒュー(Colm O’Donoghue)騎手も、これまでどおり騎乗する予定です。ジョセフは、本人が望むのであれば、障害競走で騎乗し続けると思います」。
過去2回愛リーディングに輝いた21歳のジョセフ・オブライエン騎手は、この1年間減量に苦しみ、カラ競馬場でのアイルランド平地シーズンの初日(3月29日)は騎乗馬がいなかった。その代わり、リムリック競馬場で初めて障害競走に騎乗した。4月4日、ジョセフ・オブライエン騎手は、コーク競馬場で再び平地競走に騎乗した[負担重量:9ストーン5ポンド(約59.4 kg)]。しかし、その後4月5日と7日は障害競走での騎乗となった。
ムーア騎手は、4月12日にレパーズタウン競馬場で英ダービー1番人気馬ジョンエフケネディ(John F Kennedy)など、有力馬に騎乗する予定である[訳注:ジョンエフケネディは3頭立てのバリーサックスS(G3)で3着に敗れた]。近年、ムーア騎手は、しばしばオブライエン厩舎の所属馬に騎乗している。ルーラーオブザワールド(Ruler Of The World)での2013年英ダービー(G1)優勝、ホームカミングクイーン(Homecoming Queen)での2012年英1000ギニー(G1)優勝などのG1勝利をあげている。
By Tony O’Hehir
[Racing Post 2015年4月10日「Moore confirmed as first rider for O’Brien」]