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海外競馬ニュース
2015年01月15日  - No.2 - 3

タタソールズ社、2年連続で売上げ最高記録を更新(イギリス)[生産]


 タタソールズ社(Tattersalls)は2014年に全体で2億6,341万1,173ギニー(約497億8,471万円)を売上げ、2年連続で最高記録を更新した。

 ジャストザジャッジ(Just The Judge)がその共同馬主カタールレーシング社(Qatar Racing)により450万ギニー(約8億5,050万円 2014年のセリ取引馬の中で世界最高価格)で落札されたことは、2014年に最も脚光を浴びた取引の1つであった。このクラシック競走を優勝しているローマン(Lawman)牝駒は、2015年にはチャイナホースクラブ(China Horse Club)を新しい共同馬主として出走する予定である。

 タタソールズ社はこのほか、クールモア牧場が260万ギニー(約4億9,140万円)で落札し2014年最高価格1歳馬となったハービンジャー(Harbinger)の半弟(父ガリレオ)と、ジェイミー・マクカルモント(Jamie McCalmont)氏が115万ギニー(約2億1,735万円)で落札し2歳調教セールの世界最高価格馬となったウォーフロント(War Front)産駒を販売した。同社は2014年に4,935頭を販売したが、これらの取引が寄与したこともあり、平均価格は過去最高の5万3,376ギニー(約1,009万円)となった。

 タタソールズ社のエドモンド・マホニー(Edmond Mahony)会長は次のように語った。「2013年に記録した最高売上げをさらに約1,500万ギニー(約28億3,500万円)上回ったことは、注目すべき偉業であり、英国とアイルランドのコンサイナーが一貫して上質馬をタタソールズ社に任せてくださった証しです」。

 「ジャストザジャッジの450万ギニーでの落札、10月1歳セール・ブック1において2014年最高価格1歳馬が出たこと、クレイヴン・ブリーズアップセールにおいて欧州で初めて2歳調教馬に7桁(100万ギニー以上)の価格が付いたことなど、それぞれの取引が世間の注目を集めました。しかし、今世紀において珍しい84%の売却率は、年間を通じてタタソールズ社が提供するセリの勢いと奥深さを如実に物語っています」。

 「タタソールズ社の売上げは、英国とアイルランドのセリ会社の中で唯一、不況前の水準を大きく上回っており、サラブレッド産業が2015年を楽観している理由の1つになっています」。
 

タタソールズ社の年間売上げ
上場頭数 販売頭数 売上げ 平均価格
2013 5,779 4,694 2億4,867万5,700ギニー(469億9,971万円) 5万2,977ギニー(1,001万円)
2014 5,908 4,935 2億6,341万1,173ギニー(497億8,471万円)
[前年比6%増]
5万3,376ギニー(1,009万円)
[前年比0.8%増]

 

By Tom Pennington
(1ポンド=約180円)

(関連記事)
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[Racing Post 2014年12月19日「Record takings at Tattersalls in 2014」]


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