ダービー馬ゴールデンホーンの次走はエクリプスSの予定(イギリス)[その他]
6月7日、ジョン・ゴスデン(John Gosden)調教師は、無敗で驚異的なダービー馬ゴールデンホーン(Golden Horn)の将来を検討し、古馬相手のレースに挑戦させることになりそうだと伝えた。
ゴールデンホーンが、同厩馬ジャックホブス(Jack Hobbs)を下しダービーを制したことで、ゴスデン調教師は英ダービー2勝目を果たした。1勝目をあげた1997年ダービー馬ベニーザディップ(Benny The Dip)と同様に、ゴールデンホーンの次走はサンダウン競馬場のエクリプスS(G1)のようである。
6月7日、ゴスデン調教師は次のように語った。「夢のような結果で、今朝は2頭ともリラックスしていました。ゴールデンホーンは愛ダービー(G1)には行かず、調子が良ければエクリプスSに出走します。多くのダービー馬が、エクリプスSに進んでいます。彼は、間違いなく、このレースで絶妙なスピードと加速を見せるでしょう」。
ゴスデン調教師は、夏にはこのアンソニー・オッペンハイマー(Anthony Oppenheimer)氏の自家生産馬を休養に出し、その後、今年後半のレースに使うことになるだろうと述べた。
さらに、「エクリプスSの後は、ヨーク競馬場のインターナショナルS(G1)に出走させるかもしれません。ブリーダーズカップには挑戦しない予定です」と語った。
価値ある2着となったジャックホブスの次走は、英ダービーでの敗北を補うレースのようである。
ゴスデン調教師は、「ジャックホブスは愛ダービーを目指すかもしれません。カラ競馬場は、走路が広々としていてスピードが出やすいので、向いているのではないかと思います」。
ゴールデンホーンの馬主は、最も出走させたいレースとして凱旋門賞(G1)をあげている一方で、シーズン終了後に引退し種牡馬入りすることを仄めかした。
オッペンハイマー氏は、アットザレーシズ社(At The Races)に次のように語った。「ゴールデンホーンが今年どのように活躍するかを見て、決定を下したいと思います。しかし、凱旋門賞には出走させたいと考えています」。
同氏は、「チャンピオンS(G1・アスコット競馬場)も興味深いですが、ゴールデンホーンは重馬場が得意ではなく、苦手としています」と続けた。
オッペンハイマー氏は、ゴールデンホーンの種牡馬としてのキャリアについて、「深くは考えていませんが、彼が3歳時に最高の結果を出すのであれば、4歳シーズンも現役を続行させるつもりはありません」と語った。
そして次のように付言した。「現時点では、ゴールデンホーンをニューマーケットあるいはイングランドのどこかで供用することを考えています。それこそ、楽しみにしていることです。私の牧場は十分に広くないので、供用することができませんが、英国の生産者の役に立つように彼を供用することが私の願望です」。
By David Milnes & Lewis Porteous
[Racing Post 2015年6月7日「Eclipse the 'obvious' next race for Golden Horn」]