海外競馬ニュース
2015年07月30日 - No.30 - 2
15年ぶりに女性見習い騎手が誕生(香港)[その他]
香港で15年ぶりに女性見習い騎手が誕生する。7月10日、香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club)は、チョン・カーケイ(Kei Chiong Ka-kei)氏に騎手免許を付与した。
22歳のチョン騎手は、フランシス・ルイ(Francis Lui)厩舎に所属する予定である。2000年5月に騎手を引退し、トニー・ミラード(Tony Millard)厩舎の助手となったユー・ウィングシー(Carol Yu Wing-sze)氏以来、初めて香港で騎乗する女性見習い騎手となる。
ニュージーランドで活躍してきたチョン騎手は、騎手免許が与えられたことで、故郷の香港に戻ってくる。ニュージーランドでは、グラハム・リチャードソン(Graham Richardson)調教師やアラン・シャーロック(Allan Sharrock)調教師の管理馬に騎乗し、523戦43勝の成績をあげているが、海外生活は順風満帆というわけではなかった。1月に落馬して、重度の脳震盪を起こし、親指を骨折している。
チョン騎手にとっては素晴らしい一日であったが、一方ではリーディング見習い騎手のディッキー・ルイ(Dicky Lui)騎手は騎手免許をはく奪された。免許委員会は、ルイ騎手が香港での騎乗を続行する十分な根拠を示さなかったと裁定した。2014-15年シーズン、ルイ騎手は7勝しかあげておらず、何度も不注意騎乗によって騎乗停止を受けていた。
By David Baxter
[Racing Post 2015年7月11日「First HK female apprentice in 15 years」]