凱旋門賞優勝牝馬ザルカヴァの仔がデビュー戦で勝利（フランス）［生産］

　10月22日、凱旋門賞（G1）優勝牝馬ザルカヴァ（Zarkava）の仔ザラク（Zarak）が、ドーヴィル競馬場の新馬戦（1600m／2歳牡馬・せん馬限定）を勝利で飾った。待ちに待ったザルカヴァの仔の初出走と初勝利である。

　この魅力的なドバウィ産駒は、ザルカヴァ（父ザミンダー）の第4仔である。初仔は5歳牝馬ゼルカザ（Zerkaza 父ダラカニ）、2番仔は昨年死亡した牡馬ザルカシュ（Zarkash 父シーザスターズ）、3番仔は3歳牡馬ザルカール（Zarkar 父ガリレオ）である。

　ザラクはクリストフ・スミヨン（Christophe Soumillon）騎手を背にペースを保ち、最後の直線で素晴らしい末脚を見せた。これは母ザルカヴァのスタイルである。また、ザルカヴァと同様、ザラクはアラン・ド・ロワイエ-デュプレ（Alain de Royer-Dupre）調教師に管理され、オーナーブリーダーのアガ・カーン（Aga Khan）殿下に所有されている。

　10歳のザルカヴァは、昨年はリダウツチョイス（Redoute's Choice）の牡駒、今年はフランケル（Frankel）の牝駒を出産した。そして、現在インヴィンシブルスピリット（Invincible Spirit）の仔を受胎している。

　ザルカヴァの通算成績は7戦7勝で、G1・5勝を挙げている。それは、マルセルブーサック賞、仏1000ギニー、仏オークス（ディアヌ賞）、ヴェルメイユ賞、凱旋門賞である。

By Bloodstock World Staff

［Racing Post 2015年10月22日「Zarkava's first runner wins on Deauville debut」］