アガ・カーン殿下、スミヨン騎手との契約を2017年末まで延長(フランス)[その他]
アガ・カーン(Aga Khan)殿下は、仏リーディングジョッキーであるクリストフ・スミヨン(Christophe Soumillon)騎手(34歳)との契約を2年延長した。スミヨン騎手は2017年末まで同殿下の主戦騎手を務めることとなる。
また、アガ・カーン殿下は2016年に、スミヨン騎手を援護する2人目の騎手として新進気鋭のアレクシス・バデル(Alexis Badel)騎手と契約する。
スミヨン騎手のフランスでの主戦騎手としての契約は、2期目に入る。その前の4年間(2009年〜2013年初め)の空白期間は、クリストフ・ルメール騎手がアガ・カーン殿下の主戦騎手を務めていた。
実り多い2015年
今年はスミヨン騎手にとって、エメラルドグリーンと赤の有名なアガ・カーン殿下の勝負服を身に着け、多くの勝利を収めた年であった。ジャン-クロード・ルジェ(Jean-Claude Rouget)調教師が管理するエルヴェディヤ(Ervedya)で仏1000ギニー(G1)、ロイヤルアスコット開催のコロネーションS(G1)、ムーランドロンシャン賞(G1)を制した。
また、ヴァジラバド(Vazirabad)でロイヤルオーク賞(G1)を制し、ドルニヤ(Dolniya)でドバイシーマクラシック(G1)を制した。ドルニヤは引退したが、エルヴェディヤとヴァジラバドは2016年も現役を続行する。
アレクシス・バデル騎手とは?
25歳のバデル騎手は、アラン・バデル(Alain Badel)元騎手とミリアム・ボラック-バデル(Myriam Bollack-Badel)調教師の息子である。ドバイでスミヨン騎手がドルニヤ(Dolniya)に騎乗していた同じ日に、バデル騎手はカラクタール(Karaktar)でフランソワマテ賞(L・サンクルー競馬場)を制し、初めてアガ・カーン殿下の所有馬で大きな勝利を収めた。
また、アガ・カーン殿下所有のカンダルリヤ(Candarliya)でミネルヴ賞(G3)を制し、10月のクリテリウムドメゾンラフィット(G2)において、リチャード・ファーヘイ(Richard Fahey)調教師が管理するドンジュアントリアンファン(Donjuan Triumphant)を勝利に導いた。
By Scott Burton
[Racing Post 2015年11月17日「Aga Khan deal with Soumillon extended」]