種牡馬オールドファッションド、韓国で供用される(韓国)[生産]
ケンタッキー州中部の種牡馬オールドファッションド(Old Fashioned 10歳)は、近年韓国に渡って種牡馬生活を続けている多くの米国種牡馬の仲間入りをする。
テイラーメイドスタリオンズ(Taylor Made Stallions)のベン・テイラー(Ben Taylor)副会長は、「韓国の団体からオファーを受け、オールドファッションドを売却しました」と語った。
父アンブライドルズソング、母コレクトコール(Collect Call 父メドウレイク)のオールドファッションドは、2010年にテイラーメイドスタリオンズで種牡馬生活を開始し、2016年の種付料は6,500ドル(約75万円)に設定されていた。ジョッキークラブの繁殖牝馬報告によれば、オールドファッションドは2015年に77頭に種付けを行った。
オールドファッションド産駒は153頭が出走し、5頭がステークス勝馬となっている。優秀な成績を収めた産駒には、2014年にサンタアニタオークス(G1)とラスヴァージネスS(当時G1)を制したファッションプレート(Fashion Plate)や、2014年エイコーンS(G1)で2着となったG3勝馬スウィートウィスキー(Sweet Whiskey)などがいる。オールドファッションドは2014年セカンドクロップサイアーズランキングで3位となり、2015年サードクロップサイアーズランキングで5位となった(いずれのランキングも産駒獲得賞金による)。その産駒は2014年に257万2,230ドル(約2億9,581万円)、2015年に260万3,766ドル(約2億9,943万円)を獲得した。
すでに米国のセリにおいて、オールドファッションド産駒は韓国人購買者の興味を引いていた。ソウル馬主協会(Seoul Racehorse Owners Association)は2014年、ファシグ・ティプトン社(Fasig-Tipton)のミッドランティック2歳調教セールで、オールドファッションド牡駒のチョング(Cheongu NY州産)を2万5,000ドル(約288万円)で購買した。この馬は1月、ドバイワールドカップカーニバルに出走した初めての韓国調教馬となった。
(1ドル=約115円)
[The Blood-Horse 2016年2月20日「Old Fashioned to South Korea」]