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海外競馬ニュース
2016年02月04日  - No.5 - 1

2012年末に閉場したヘレフォード競馬場、10月から競馬再開(イギリス)[開催・運営]


 今年10月6日に、ヘレフォード競馬場で競馬が全面再開されるというニュースは、英国競馬界にとって大きな後押しとなる。

 同競馬場は、その245年にわたる歴史において、グランドナショナル(G3)、チェルトナムゴールドカップ(G1)、チャンピオンハードル(G1)の優勝馬を迎えてきた。

 2012年、ヘレフォードシャー州議会との賃貸契約を巡る対立を受けて、当時のノーザン&アリーナレーシング社(Northern and Arena Racing Group 現アリーナレーシング社)が競馬運営は不可能であると判断し、同場の閉場を決定した。

 その後、アラブ系競走とポイントトゥポイント競走だけを運営してきたが、10月6日に競馬施行規程下での正式な障害競走が開催される。これは、アリーナレーシング社(Arena Racing Company:ARC)がウスター競馬場から移行させた開催日程である。

 さらにARCは、サウスウェル競馬場(10月31日)、フォントウェル競馬場(11月23日)、リングフィールド競馬場(12月19日)の開催日程も、ヘレフォード競馬場に移行させる。

 ヘレフォード競馬場は、BHA(英国競馬統轄機構)の2017年競馬開催日程の配分プロセスに参加する予定である。そして、同場は10月〜4月の障害競馬シーズンに全12日の競馬開催を施行することを目標としている。


英国の障害競馬への深い関与

 ARCのCEOマーティン・クラッダス(Martin Cruddace)氏は次のように語った。「長年競馬ファンに愛されてきたヘレフォード競馬場で競馬を再開することに満足しています。地域コミュニティと英国競馬界全体にとって前向きな発展であると受け止められることを望んでいます」。

 「本日の発表は、弊社の長年にわたる英国の障害競馬への深い関与を確かにするものです。現在我々を支援くださっているヘレフォードシャー州議会とBHAに感謝いたします。また引き続き支援いただくことをありがたく思います」。

 「私たちは10月に、馬主、調教師、騎手、厩務員、競馬ファンの皆様をヘレフォード競馬場に迎え、障害競走を楽しんでいただくことを心待ちにしています」。

By David Carr

(関連記事)海外競ニュース
2012年No.35「ヘレフォード競馬場とフォークストン競馬場、2012年末に閉場予定(イギリス)」、
2013年No.14「閉場したヘレフォード競馬場、アラブ系競走の開催場として復活(イギリス)

[Racing Post 2016年1月21日「Hereford to welcome back racing from October」]


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