トニー・マッコイ氏、負傷騎手基金の理事長に就任(イギリス)[その他]
最近ナイトの爵位を授与されたトニー・マッコイ(Sir Anthony McCoy)氏は、“負傷騎手基金(Injured Jockeys Fund: IJF)理事長”という新しい肩書を持つことになった。これまでIJFの後援者であったマッコイ氏は、2012年から理事長を務めてきたジョン・フランコム(John Francome)氏の後継者となる。
マッコイ氏は次のように語った。「IJFの取組みは競馬界にとって重要です。引退した今、理事長に任命されてこの役割を引き受けることを、心から 嬉しく思います。そして、負傷騎手とその家族を支援するためにIJFが実行している素晴らしい取組みに、何らかの貢献ができればと望んでいます」。
フランコム氏は次のように語った。「オークシー卿(Lord Oaksey)の後任として理事長となってから、楽しい日々を過ごしてきました。しかし、トニーが理事長になるのであれば、この上なく相応しいように思えます。若い世代が方針決定に関わることは重要であり、彼のほうがずっと現役騎手のことを理解できるでしょう」。
IJFのCEOリサ・ハンコック(Lisa Hancock)氏は次のように語った。「サー・トニー・マッコイが理事長に就任することは、私たちにとってこの上ない喜びです。彼の競馬界への貢献はすでに大きく、IJFのチームは全員、彼とともに働けることを楽しみにしています」。
「ジョンは理事長として素晴らしい仕事をしてくれました。トニーが後任となり今後50年にわたってIJFの指揮を執るというのは、ジョンのアイデアでした」。
By Stuart Riley
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[Racing Post 2016年1月28日「McCoy the new Injured Jockeys Fund president」]