ゴドルフィン、2017年から故サー・ヘンリー・セシル調教師の拠点を運営(イギリス)[その他]
故サー・ヘンリー・セシル(Sir Henry Cecil)調教師の代名詞であるウォレンプレイス調教場(Warren Place ニューマーケット)は、ゴドルフィンが購買したが、2017年までは使用されない予定である。
セシル夫人が引き続き拠点としていたウォレンプレイスは、現借地人であるエド・ウォーカー(Ed Walker)調教師が昨年12月に去ってから誰も調教活動をしていないが、2017年から再び調教場として運営される。
ゴドルフィンのCEO兼レーシングマネージャーであるジョン・ファーガソン(John Ferguson)氏は、次のように語った。「ゴドルフィンはウォレンプレイスを購買しましたが、2016年に馬を入厩させる予定はありません。2017年に再開する計画が進んでいます」。
ウォレンプレイスは、モールトンロードに面しておりチャーリー・アップルビー(Charlie Appleby)調教師の調教場の裏手にある。この購買により、ウォレンプレイスは道の左側のゴドルフィンの所有地(3マイル離れたモールトン村まで続く)と一続きになる。
ファーガソン氏は、ゴドルフィンの競馬・生産帝国の運営に集中するため、自ら運営し成功を収めていた障害馬の厩舎を4月に閉鎖することを、1月に発表した。ゴドルフィンは転換期にある。
セシル夫人はサー・ヘンリー・セシル調教師の死後、ウォレンプレイスを引き継いでいたが、昨年10月に調教師免許を返納した。同夫人は次のように語った。「まだここに居られることを嬉しく思います。ゴドルフィンはウォレンプレイスを購買しましたが、“この土地で何をするにしても急いでいない”と話していますので、彼らがこの土地を必要とするときまでここに留まることができます」。
「現在、町の中心にある新居にトロフィーやさまざまな物品を運ぶ準備をしています」。
By David Milnes
(関連記事)海外競馬ニュース 2015年No.26「モハメド殿下、故セシル調教師のウォレンプレイス調教場の購買を交渉中(イギリス)」
[Racing Post 2016年1月27日「Godolphin to operate at Warren Place in 2017」]