第2回ペガサスワールドカップには12頭が出走見込み(アメリカ)[開催・運営]
ストロナックグループ(Stronach Group)によれば、第2回ペガサスワールドカップ(G1 約1800m)は、予定どおり1月27日にガルフストリームパーク競馬場で開催される。
昨年の同じ時期に比べれば、出走枠の購入者は少ない。また、ペガサスワールドカップまで8週間を切っているのに、出走登録馬についての具体的な情報が少ない。しかし、ガルフストリームパーク競馬場の新場長であるビル・バジェット(Bill Badgett)氏は12月2日、こう語った。「出走馬は12頭となりそうです。各自100万ドル(約1億1,000万円)で出走枠を購入し、総賞金は1,600万ドル(約17億6,000万円)となります。約10頭がこのレースを目指しており、さらに数頭が追加される可能性があります。」。
第1回ペガサスワールドカップは、レースの1週間前に年度代表馬に選出されたカリフォルニアクローム(California Chrome)と、2016年BCクラシック(G1)優勝馬アロゲート(Arrogate)の再対戦を目玉としていた。第2回ペガサスワールドカップには、あっと言わせるような要素はないかもしれないが、レースの2日前に発表される2017年エクリプス賞(ガルフストリームパーク競馬場で授賞式)の受賞馬3頭が出走するかもしれない。
ガンランナー(Gun Runner 父キャンディライド)をスリーチムニーズファーム(Three Chimneys Farm)と共同所有するウィンチェルサラブレッズ社(Winchell Thoroughbreds)のロン・ウィンチェル(Ron Winchell)氏によれば、年度代表馬に選出されることが有力視される同馬がペガサスワールドカップに出走することは確実である。
また、最優秀古牝馬の本命であるBCディスタフ(G1)優勝馬のフォーエバーアンブライドルド(Forever Unbridled)、そして最優秀3歳牡馬の有力候補であるBCクラシック3着馬ウエストコースト(West Coast)も、出走が見込まれている。
バジェット場長によれば、ウエストコーストと同じボブ・バファート(Bob Baffert)厩舎のコレクテッド(Collected)も出走見込馬リストに入っている。同馬はBCクラシックでガンランナーに迫り続け2着となっている。BCクラシックにおいて4着のウォーストーリー(War Story)と、アロゲートと5着同着のガンナヴェラ(Gunnevera)もペガサスワールドカップへの出走が見込まれている。
シャープアズテカ(Sharp Azteca 父フロイト)はシガーマイルH(G1 12月2日)でG1初勝利を果たした。ホルヘ・ナバロ(Jorge Navarro)調教師はこれを受け、同馬を出走させるか迷い始め、「あのパフォーマンスを見れば、出走させる可能性はありますね」と語った。
その他バジェット場長がペガサスワールドカップへの出走を見込んでいる馬には、クラークH(G1)優勝馬シーキングザソウル(Seeking the Soul)、2017年ペガサスワールドカップでアロゲートの3着となったネオリシック(Neolithic)がいる。このほか、ストロナック氏も出走馬を出すと見込まれている。
(1ドル=約110円)
[bloodhorse.com 2017年12月3日「Stronach Group Expects 12 Pegasus Runners」]