ブラッドホース誌とレーシングポスト紙がコンテンツ共有契約を締結(国際)[その他]
ブラッドホース誌(米国)は6月20日、レーシングポスト紙(英国)およびANZブラッドストックニュース(豪州・NZ)とコンテンツ共有契約を締結したことを発表した。この契約は、2015年にすでに交わされていたセリ関係のコンテンツ共有契約を基に、共有内容をさらに拡充したものである。
新しい契約の下、これら3社は互いに競馬・生産・セリ関係のコンテンツを共有できるようになる。また、厳選されたコラムを3社の媒体のいずれでも読めるようになるだろう。
ブラッドホース誌のCEO・発行人・論説員であるジョン・K・キット(John K. Keitt Jr.)氏はこう語った。「私たちは、世界で最も評価の高い2つのサラブレッド情報提供会社と提携できることにワクワクしています。2社はサラブレッド競馬・生産界に関する包括的な報道を行っています。この協力関係は、広告主に魅力的な機会を作り出すだけでなく、各社が提供するコンテンツの範囲を広げるでしょう」。
レーシングポスト紙のCEO兼編集長のアラン・バーン(Alan Byrne)氏はこう語った。「サラブレッド競馬・生産界はグローバルな産業です。この契約により、3社は世界中で行われる競馬のビッグイベントに関する報道を、すべての読者を引き付けるような方法で拡大させることができます」。
ブラッドホース誌は1916年からサラブレッド産業における出来事を記録し、サラブレッド競馬・生産界の改革のために専念している。ブラッドホース誌のコンテンツは、『ブラッドホース誌』(週刊誌)、ブラッドホースデイリー(インターネット速報)、ソーシャルメディア基盤(フェイスブック・ツイッターなど)を通じて広く流通している。2015年2月、ジョッキークラブ・インフォメーション・システムズ社(Jockey Club Information Systems Inc.)はサラブレッド馬主・生産者協会(Thoroughbred Owners and Breeders Associationとともに、ブラッドホース社の株の過半数を取得して、現在でも保持している。
レーシングポスト紙は長年、世界最高の競馬・スポーツメディアの1つと考えられてきた。1986年に英国で新聞発行を開始し、1997年に初めてデジタル基盤を立ち上げた。レーシングポスト紙は今や、革新的なモバイルアプリと速報性の高いウェブサイト(racingpost.com)で、一流デジタルメディアとなっている。同時に、企業間連携を拡大することで、さまざまな国内外のパートナーに向けて、コンテンツや商品を開発している。レーシングポスト紙は、英国・アイルランド競馬の競走成績の詳細を提供する一方で、欧州・米国・その他の競馬国の情報も扱うニュースサービスを運営している。また、生産に関するコンテンツにもかなりの投資を行っている。他の追随を許さないデータベース、生産に関する補足情報・特集記事に加え、2017年には世界中からの競馬・生産に関する情報を追加するために、ANZブラッドストックニュースを買収している。
By Blood-Horse Staff
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[bloodhorse.com 2018年6月20日「BloodHorse Partners with Racing Post and ANZ」]