英国・アイルランドの合計生産頭数、5年連続で増加(イギリス・アイルランド)[生産]
ウェザビーズ社は1月22日、『2017年繁殖牝馬報告(確定版)』を発行した。これによると、英国・アイルランドの合計生産頭数は5年連続で増加している。
英国・アイルランドの合計生産頭数は、遅くに登録されたものを含めると、1万4,467頭となった(2016年から3%増)。
過去10年間において、英国・アイルランドの合計生産頭数が最も少なくなったのは2012年の1万1,912頭。しかし過去5年間に市場が信頼を取り戻し、数字は徐々に回復している。2015年には前年の1万2,327頭から8%以上増加して1万3,349頭となった。
アイルランドの2016年生産頭数はこの10年間で3番目に多かったが、2017年にはさらに308頭多い9,689頭となった(対前年比3.2%増)。
アイルランドの2012年生産頭数は7,546頭まで減少したが、過去5年間で回復した。特に2015年には前年の7,999頭から8,780頭と10%近く増加した。。
一方、英国の2017年生産頭数は前年の4,663頭から4,778頭にわずかに増加した(対前年比2.5%増)。
英国の生産頭数は、過去8年間4,000頭〜5,000頭にとどまっており安定していることが分かる。しかしこの3年間は増加し続けている。
『2017年繁殖牝馬報告(確定版)』に記された生産頭数は、まだ経済不況の前の水準には達していない。その当時(2008年)の生産頭数は、英国5,920頭、アイルランド1万2,419頭、合計1万8,339頭であった。
By Ollie O'Donoghue
[Racing Post 2018年1月23日「Final figures show fifth year of growth in foal numbers for Britain and Ireland」]