スティーヴンガットイーヴンが23歳で死亡(アメリカ)[生産]
レーンズエンド牧場は1月8日、100万ドル以上を稼いだG1馬スティーヴンガットイーヴン(Stephen Got Even 父エーピーインディ 23歳)が死んだと発表した。
同馬を2001年から2015年の種牡馬引退まで供用していたレーンズエンド牧場(ケンタッキー州)からの発表には、「スティーヴンガットイーヴンがいなくなり大変寂しくなります。彼の優しい性格は長く記憶にとどめられることでしょう」と記されていた。
スティーヴンガットイーヴンは、レーンズエンド牧場のウィリアム・S・ファリッシュ(William. S. Farish)氏とW・S・キルロイ(W.S. Kilroy)氏により生産された。母はコックスリッジ(Cox's Ridge)の牝馬イマース(Immerse)。1997年キーンランド7月1歳セールにおいてスティーヴン&トーミスー・ヒルバート(Stephen and Tomisue Hilbert)夫妻により32万5,000ドル(約3,575万円)で購買された。同馬は2000年ドンH(G1)と1999年ギャラリーファーニチャードットコムS[G2 現ジェフルビーS(G3)]を制し、1999年ウッドワードS(G1)で3着となった。
スティーヴンガットイーヴンは母イマースが出した3頭のブラックタイプ勝馬のうち最初の1頭であり、唯一の重賞勝馬である。通算成績は11戦5勝(2着1回、3着1回)、獲得賞金は101万9,200ドル(約1億1,211万円)。
種牡馬としてはブラックタイプ勝馬38頭を出した。優秀な産駒には、2005年最優秀2歳牡馬のスティーヴィーワンダーボーイ(Stevie Wonderboy)、クラシック競走3着内馬でG1馬のファーストデュード(First Dude)、G1馬アイウォントリベンジ(I Want Revenge 2018年11月に死亡)がいる。また世界全体では6頭の産駒が最優秀馬に選出されている。
スティーヴンガットイーヴン産駒は全体で5,050万ドル(約55億5,500万円)以上の賞金を獲得しており、出走馬1頭あたりの平均獲得賞金は6万8,640ドル(約755万円)。
同馬はレーンズエンド牧場に埋葬される。
By Eric Mitchell
(1ドル=約110円)
[bloodhorse.com 2019年1月8日「Grade 1 Winner, Sire Stephen Got Even Dies at 23」]