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海外競馬ニュース
2019年03月14日  - No.10 - 2

サンタアニタ競馬場、馬場改良のためにステークス競走の日程変更(アメリカ)[開催・運営]


 サンタアニタパーク競馬場はステークス競走4レースを中止したほか、いくつかのステークス競走の日程を変更した。現在、競馬場職員は本馬場(ダート)でレースを再開するために調査と馬場改良に取り組んでいる。この作業が悪天候によって妨げられることがなければ、同競馬場の経営陣は競馬再開日を3月22日(金)とするつもりである。

 サンタアニタ競馬場の本馬場は3月11日(月)に軽い調教のために開放される予定である。その日は調教馬場で通常の調教を行える。同競馬場の経営陣は、週後半に本馬場で通常の調教ができるようになることを望んでいる。

 馬場コンサルタントのデニス・ムーア(Dennis Moore)氏は、本馬場の調査と馬場改良に取り組む馬場管理グループを統率してきた。また、新たな安全手順も導入されている。同競馬場において12月26日から21頭ものサラブレッドが競走中・調教中の事故で予後不良となったことを受け、馬の安全性を確保するために全ての対策が実施されている。この冬、南カリフォルニアは極めて雨の多い天候に見舞われており、これらの事故はその中で起きた。

 サンタアニタ競馬場は以下のステークス競走4レースを中止とした。
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 サンタアニタ競馬場の競走担当副理事長兼業務部長のスティーヴ・ライム(Steve Lym)氏はこう語った。「今年にかぎりこれらのレースを取りやめとします。この決定に至ったのは、三冠競走などの日程やサンタアニタH(G1)の日程変更を考慮したためです」。

 "ビッグキャップ(Big Cap)"としても知られるサンタアニタH(ダート約2000m 4歳以上)は当初、3月9日(火)に施行される予定だったが、サンタアニタダービー(G1)開催日の4月6日(土)に変更される。

 ライム氏は「4月6日はステークス競走が7レース施行されることとなり、大変盛り上がるでしょう」と述べた。

 他に施行日が変更されるステークス競走は以下のとおりである。
news_2019_10_02.PNG

 ライム氏はこれらの変更について、「ステークス競走は日曜日ではなく土曜日に施行したいと考えています」と説明した。また、新たにコンディションブックを作成しており、3月12(火)か13日(水)に発表したいと述べた。

 本馬場の改良がすべて順調に進めば、レース再開日は3月22日(金)となるだろう。

 3月9日(土)のプレスリリースにおいて、ムーア氏は「3月6日(水)から大雨が降っていないので助かっています。馬場状態を均一にするためにハローおよびロータリーハローによる整備・エアレーションなどの作業が毎日できています」と述べた。

 ライム氏は、「安全な環境で馬を調教できるように、私たちはホースマンとともに取り組んでいます」と付言した。

By Tracy Gantz

[bloodhorse.com 2019年3月10日「Stakes Schedule Changes Ahead of Santa Anita Reopening」]


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