東京大賞典出走のソイフェット、引退してオールドフレンズへ(アメリカ)[その他]
引退馬施設オールドフレンズ(Old Friends)は、11歳のソイフェット(Soi Phet 父ティズバッド)を迎える。同馬は6月29日にロスアラミトス競馬場で生涯64戦目となるレースを走って引退した。
この黒鹿毛のせん馬は7月8日、ケンタッキー州レキシントンのブルーグラス空港に到着し、馬運車に乗せられてオールドフレンズのジョージタウン牧場に向かった。
ソイフェットはカリフォルニア州においてARCHAレーシング社(ARCHA Racing)によって生産された。2013年5月、同馬はハリウッドパーク競馬場においてレオナード・パウエル(Leonard Powell)調教師に1万6,000ドル(約167万円)で譲渡された。共同馬主は、マチルド・パウエル氏、ベノウィッツファミリートラスト社(Benowitz Family Trust)、ポール・ヴィスコヴィッチ(Paul Viskovich)氏。ソイフェットはこれらの馬主に獲得賞金100万ドル(約1億1,000万円)近くをもたらした。
同馬は、2014年にロスアラミトス競馬場でバートランドSを制してステークス競走初優勝を果たした(2018年にも同レースを制覇)。そして同じ年に1周距離1マイル(約1600m)のこの競馬場で、第1回ロスアラミトスマイル[総賞金20万ドル(約2,200万円)]を7¼馬身差で制した。
ソイフェットは2018年、10歳でクリスタルウォーターSを制したときに、サンタアニタパーク競馬場における史上最高齢のステークス勝馬となった。その通算成績は64戦15勝(うちステークス8勝)。2013年オーサムアゲインS(G1)では、ムーチョマッチョマン(Mucho Macho Man)、ペインター(Paynter)に次ぐ3着となった。生涯獲得賞金は102万3,917ドル(約1億1,263万円)。
オールドフレンズの創設者兼会長のマイケル・ブローウェン(Michael Blowen)氏は、「ソイフェットのファンですので、彼をオールドフレンズに迎えることにワクワクしています。沢山のファンがここに来て彼に会うことを望んでいます。レオナードや馬主たちがこの偉大なチャンピオンを私たちに託してくれたことに感謝しています」と語った。
(訳注:ソイフェットは2014年12月、外国馬として初めて東京大賞典に出走した。)
By BloodHorse Staff
(1ドル=約110円)
[bloodhorse.com 2019年7月8日「Soi Phet Arrives at Old Friends in Kentucky」]