英インターナショナルS優勝のジャパン、凱旋門賞有力馬に浮上(イギリス)[その他]
ジャパン(Japan)は英インターナショナルS(G1)において、圧倒的1番人気のクリスタルオーシャン(Crystal Ocean)との壮絶な戦いを頭差で制し、最高の順位を手に入れた。
単勝オッズ6倍でこのレースに臨んだジャパンが辛勝を果たしたことで、エイダン・オブライエン調教師は英インターナショナル6勝目をマークした。ライアン・ムーア騎手が騎乗した同馬は、クリスタルオーシャンが先頭に立ったとき、勇敢に差し返した。エラーカム(Elarqam)も健闘し、クリスタルオーシャンの1馬身差の3着を確保した。
オブライエン調教師はレーシングTV(Racing TV)にこう述べた。「ジャパンは進化しました。大差をつけて勝つことのない馬ですが、とてもリラックスしていて、やるべきことはやる馬です。今シーズンの3歳馬の中で一番の成績を挙げました」。
ムーア騎手もジャパンの成長ぶりについて触れ、こう語った。「彼は素晴らしい気質を持っています。この競馬場でダンテS(G2)に出走してから進化し続け、最後まであきらめず走るようになりました」。
「とても激しいレースでしたが、最後に勝つことができました。彼はミスを犯さず、どんどん勢いづきました」。
この勝利を受けて、今後出走する可能性のあるレースにおけるジャパンの単勝オッズは以下のように下がっている。
・ 愛チャンピオンS(G1) 8倍 ⇒ 3倍
・ 凱旋門賞(G1) 11倍 ⇒ 6倍
・ BCターフ(G1) 7倍 ⇒ 4.5倍
By Jonathan Harding
[Racing Post 2019年8月21日「Japan slashed for Arc after beating Crystal Ocean in Juddmonte thriller」]