名牝ウィンクス、初仔を失う(オーストラリア)[生産]
名牝ウィンクスは悲惨なことに、優良種牡馬アイアムインヴィンシブル(I Am Invincible)とのあいだにできた初仔を失った。
クリス・ウォーラー調教師は、このニュースにショックを受けているウィンクスの所有者グループに代わり声明を出した。
「ケピティス家(Kepitis)、タイ家(Tighe)、トレウィーク家(Treweeke)の人々は、ウィンクスが昨夜不運にも仔馬を失ったことを皆様にお伝えします。深い悲しみに堪えません」。
「私たちは現在、このような状況で誰もが重んじるように、ウィンクスを思いやり注意を払っています。また、彼女の健康状態を維持するように心がけています」。
「ウィンクスとその関係者は現在深く傷ついています。今朝、美しい牝駒を失ってしまったウィンクスを、私たちは注意深く見守っています」。
史上最強牝馬ウィンクスは2019年4月、ランドウィック競馬場でクイーンエリザベスS(G1)を制し、通算37勝を記録して、現役を引退した。
その勝利で同馬は33連勝を果たし、G1・通算25勝(世界G1 最多勝記録)を挙げた。獲得賞金は2,600万豪ドル(約19億5,000万円)以上に上る。
ウィンクスは昨年の繁殖シーズンにアイアムインヴィンシブルと交配し、初仔が誕生するまで順調であったと伝えられていた。
By Australian Associated Press
(1豪ドル=約75円)
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[Racing Post 2020年10月13日「Champion mare Winx loses I Am Invincible filly foal」]