モノモイガールの父タピザー、優駿スタリオンステーションで供用(日本)[生産]
名種牡馬タピットの産駒であり、ケンタッキーオークス(G1)優勝&BCディスタフ(G1)2勝のモノモイガールの父であるタピザー(12歳)は、2021年に優駿スタリオンステーションで供用される。
タピザーは競走馬として、2012年にサンフェルナンドS(G2)とBCダートマイル(G1)を制した。そして2013年に現役を引退してからはゲインズウェイファーム(ケンタッキー州)で供用されてきたが、来年1月中旬に日本に渡ることになった。
タピザーが種牡馬としての名を上げた一番の偉業は、優れた牝駒モノモイガール(牝5歳)を送り出したことである。今年のファシグ・ティプトン社ケンタッキー11月混合セールに上場されたモノモイガールは、スペンドスリフトファームにより目の玉が飛び出るような950万ドル(約9億9,750万円)という価格で落札された。同馬は来年も現役を続行する。
モノモイガール(ブラッド・コックス厩舎)のこれまでの成績は12戦10勝。2018年にはケンタッキーオークス(チャーチルダウンズ)とアメリカンオークス(G1サラトガ)においてミッドナイトビズーを負かして優勝を収めている。そして2020年には、9月にラトロワンヌS(G1 チャーチルダウンズ)を制し、11月にBCディスタフ(キーンランド)で優勝しこのレースの2勝目を達成した(初優勝は2018年のチャーチルダウンズ)。
現在1万ドル(約105万円)で供用されているタピザーは、ベッサラビアンS(G2)優勝馬アマルフィコースト(Amalfi Coast)やデラウェアオークス(G3)優勝馬プロジェクトウイスキー(Project Whiskey)も送り出している。
タピザーはウィンチェルサラブレッズ社により生産された。母である未出走馬ウィニングコール(Winning Call 父デピュティミニスター)はこれまで4頭の出走馬を送り出しており、タピザーはその中の3頭目である。
By Kitty Trice
(1ドル=約105円)
[Racing Post 2020年12月1日「Gainesway's Tapizar relocating to stand at Yushun Stallion Station」]