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海外競馬ニュース
2021年02月18日  - No.6 - 2

ドバイカーニバルから帰国した関係者は10日間の自己隔離が必要(イギリス)[その他]


 2月8日に新型コロナウイルス感染拡大による移動制限が厳重化されようとしているため、ドバイから英国に帰国する騎手・調教師・厩舎スタッフは、ホテルでの10日間の自己隔離が必要となりそうだ。

 アラブ首長国連邦(UAE)が1月に英国政府の"レッドリスト指定国"に加えられたことにより、UAEから帰国する人々には最も厳重な隔離措置が要求される。一方、サウジカップ(2月20日)に参加する競馬関係者も"国際的なスポーツ選手の自己隔離免除"が取り消されたことで、同様の手続きが必要となるだろう。

 騎手協会(PJA)はそのニュースレター(2月号)にこう記している。

 「ドバイについては"国際的なスポーツ選手の自己隔離免除"が取り消されています。"レッドリスト指定国"から英国に戻って来た人々は帰国時にホテルで自己隔離しなければならないと発表されていることにご留意ください」。

 「サウジアラビアに関しては、BHA(英国競馬統括機構)は私たちに『英国公衆衛生庁(PHE)はBHAが発行する"国際的なスポーツ選手の自己隔離免除"を支持しないでしょう』と伝えています。それゆえサウジアラビアからの帰国者は、政府の指針に従い、帰国時の自己隔離を実行しなければなりませんが、"テスト・トゥ・リリース・スキーム(有料の新型コロナウイルス検査を受けて自己隔離の期間を短縮すること)"を選択することもできます」。

 サウジカップに遠征する際にも、渡航72時間以内のPCR検査の陰性証明の要求など、厳重な新型コロナウイルス感染予防策が適用される。また、開催地ではバブル(検査で陰性を確認していた関係者をグループにして決められた場所に隔離すること)が導入されるだろう。

 サウジアラビアから帰国した人々は、10日間の自己隔離が要求される。ただし"テスト・トゥ・リリース・スキーム"を利用すれば、検査で陰性ならば自己隔離期間が5日間に短縮される。

 総賞金1,200万ドル(約12億6,000万円)のドバイワールドカップ(3月27日)で締め括られるドバイカーニバルに参加するために、競馬関係者が飛行機でドバイに行き来することは、近年常態化していた。しかし厳重な予防策により、ドバイ遠征を考える関係者は減るように思われる。

 マット・ハンコック保健相は2月9日、新たに発効したルールの概要について説明した。このルールは、"レッドリスト指定国"から戻ってきた英国人・アイルランド人・居住権を持つ人々に対して、ホテルで自己隔離すること、警備員に監視されることを義務づける。

 ハンコック保健相は、「"レッドリスト指定国"から帰国した居住者は到着してから10日間、指定ホテルの客室で自己隔離しなければなりません。出発前に自己隔離パッケージをオンライン予約して、旅行者1人あたり1,750ポンド(約25万円)を支払わなければなりません」と語った。

By Peter Scargill

(1ドル=約105円、1ポンド=約145円)

[Racing Post 2021年2月9日「Travellers returning from Dubai face hotel quarantine under new Covid measures」]


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