JRAとIFARがアフターケアに関するスポンサーシップ契約を締結(国際)[開催・運営]
IFAR(競走馬アフターケア国際フォーラム)は、数年にわたってIFARの活動を支援するスポンサーシップ契約をJRA(日本中央競馬会)と締結したことを発表した。4月5日(火)・19日(火)にバーチャル開催される第6回フォーラムをJRAが引退競走馬に関する検討委員会(Japanese Consultative Committee on Aftercare of Racehorses)を通じて支援することからこの提携は始まる。
IFARの議長を務めるダイ・アーバスノット氏はこう語った。「JRAはすでに日本でサラブレッドのアフターケアへの献身を示されています。IFARの活動をさらに推し進めるために寛大な支援をいただいたこと、IFARの国際的レベルでの活動の重要性を評価してくださったことに、とても感謝しています。IFARはJRAの支援により、世界中の競馬管轄区において正式かつ効果的なアフターケアプログラムを促進するための取組みを強化できるでしょう」。
近日開催されるフォーラムに加え、今回のスポンサーシップにより、IFARはコミュニケーション活動とマーケティング活動を拡大することができる。
アーバスノット氏は、「IFAR委員会は数々の国で実施されている素晴らしい取組みを紹介するために、一連の新しいプロモーション戦略を考案しています。開発中の資料がほかの国々にとって、アフターケアに関する計画を強化して拡大するきっかけになることを願っています」と述べた。
JRAの理事長兼CEOの後藤正幸氏はこう語った。「JRAは日本の競馬関係者とともに、IFARが発足した当初からその引退競走馬のアフターケアに関する活動を支援し、この福祉問題に対応してきました」。
「IFARは毎年、世界中の競馬関係者とともにその活動に取り組み、競馬産業への理解を促進し、サラブレッドの大きな可能性を紹介しています。それゆえ、私たちはIFARの活動が引き続きゆるぎないものとして世界中の競馬産業を支援できることを期待して、スポンサーになることを決定しました。引退競走馬があらゆる場所で幸せに過ごすようになることを願っています」。
第6回フォーラムはバーチャルウェビナーとして、4月5日(火)と19日(火)の午後8時(日本時間)から開催される。馬のトレーサビリティ(追跡可能性)、ホースセラピー、獣医科学などがテーマとして取り上げられる予定である。以下のURLで講演者のラインナップと登録情報が確認できる。
https://www.internationalracehorseaftercare.com/virtual-ifar/
独立したフォーラムであるIFARは、さまざまな競馬国のあいだの地理的・産業的相違点を認識しつつ、世界中でサラブレッドのアフターケアを向上させるために構想されたものである。IFARはIFHA(国際競馬統括機関連盟)とともに、サラブレッドの福祉の重要性への関心を高め、生涯にわたるケアについての教育を向上し、競馬以外の馬スポーツで元競走馬への需要が高まるよう支援している。IFARに関する情報は以下のURLで見られる。
https://www.internationalracehorseaftercare.com/
By IFAR Press Release
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