オールドフレンズ、メディーナスピリットの彫刻の制作を開始(アメリカ)[その他]
8月中旬、引退馬施設オールドフレンズ(ケンタッキー州ジョージタウン)で有名アーティスト、キプトー・タルーズ氏による独特な馬の彫刻の制作が始まった。
この彫刻は、オールドフレンズの敷地内にある樹齢およそ100年のシカモア(カエデ科の落葉広葉樹)の切り株を使って、この施設に埋葬された重賞勝馬メディーナスピリットに敬意を表して作られる予定である。ボブ・バファート調教師の一家に資金援助されている。
この老齢のシカモアを保全しようとあらゆる手が尽くされたが、枯れ始めていることが判明し、彫刻制作の構想が生まれた。
米国東部の最大の落葉樹とされるシカモアは高さも幅も75~100フィート(約22.9~30m)ほどとなり、理想的な条件下ではさらに高くなるとされている。幹の直径は10フィート(約3m)にも成長する。
彫刻の制作は8月16日に始まり、数週間後に完成予定。オールドフレンズは正式なお披露目のために一般公開の報道機関向けのイベントを行う。
キプトー・タルーズ氏は、「サラブレッド大国の中心であるこの場所に眠る偉大な競走馬、メディーナスピリットの本質を表現することができればと思います」と語った。
オールドフレンズのマイケル・ブローウェン会長は、「キプトーの素晴らしい作品を展示すること、そして偉大なサラブレッドに敬意を表することに、とてもワクワクしています」と述べた。
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By Old Friends
[bloodhorse.com 2022年8月18日「Old Friends Initiates Sculpture Honoring Medina Spirit」]