第6回競走馬アフターケア国際フォーラム、4月にオンラインで開催(国際)[開催・運営]
競走馬アフターケア国際フォーラム(IFAR)は2月18日、4月に第6回フォーラムをバーチャルウェビナーシリーズ(全2回)として開催することを発表した。録画コンテンツとライブ討論を組み合わされたセッションは4月5日(火)・19日(火)のGMT午前11時(日本時間 午後8時)から開催され、それぞれ2時間程度の予定。これらのウェビナーの録画は、IFARのウェブサイトで公開される。2021年の第5回フォーラムも同じような形式のバーチャル開催だった。IFARはJRAと提携し、今年のフォーラムを開催する。
フォーラムのテーマは『多くの道―1つの目標(Many paths - One goal)』とされ、これらのセッションにおいて取り上げられることが予想されるテーマは次のとおりである。「トレーサビリティ(追跡可能性)」、「競走を終えた馬の転身と新たなキャリアへの適性評価」、「独自のキャリアを歩むサラブレッドの活用」、「終末期の判断における責任」、「アフターケアに関する次世代の視点」など。講演内容・講演者・参加登録については後日発表される。
IFARの議長を務めるダイ・アーバスノット氏はこう語った。「昨年のバーチャルIFARへの好意的な反応を受け、IFARのチームは、サラブレッドに携わる人々、サラブレッドから恩恵を得る人々がアクセスしやすいバーチャルシリーズをふたたび開催できることにワクワクしています。今年のフォーラムのために選んだテーマは、競走を終えて歩む道のりの幅広い多様性に焦点を当てており、すべてが一貫して"馬の幸福が最優先"という目標を持っています。寄せられたトピックはサラブレッド産業の関係者全員にとって興味深いものであり、これらの問題について議論するために専門家グループを集めています」。
2021年のバーチャルIFARよりも前の第1回~4回IFARは、次の国際会議と同時に開催された。2017年5月パンアメリカン会議(Pan American Conference 米国・ワシントンDC)、2018年5月アジア競馬会議(韓国・ソウル)、2019年5月欧州・地中海地域競馬連盟(EMHF ノルウェー・オスロ)、2020年2月アジア競馬会議(南アフリカ・ケープタウン)。
独立したフォーラムであるIFARは、さまざまな競馬国のあいだの地理的・産業的相違点を認識しつつ、世界中でサラブレッドのアフターケアを向上させるために構想されたものである。IFARはIFHA(国際競馬統括機関連盟)とともに取り組み、サラブレッドの福祉の重要性への関心を高め、生涯にわたるケアについての教育を向上し、競馬以外の馬スポーツで元競走馬への需要が高まるよう支援している。IFARに関する情報は以下のURLで見られる。
https://www.internationalracehorseaftercare.com/
By IFAR Press Release
(関連記事)海外競馬ニュース 2021年No.5「第5回競走馬アフターケア国際フォーラム、4月にオンラインで開催(国際)」、海外競馬情報 2021年No.3「第5回競走馬アフターケア国際フォーラムのプログラム(国際)」
[bloodhorse.com 2022年2月18日「IFAR to Host its Sixth Forum in April」]