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海外競馬ニュース
2023年04月20日  - No.15 - 1

イクイノックス、4月発表のベストレースホースランキングで首位(国際)[その他]


 3月25日のドバイシーマクラシック(G1メイダン)で圧倒的な勝利を収めたイクイノックス(牡4歳 父キタサンブラック)は、「ロンジンワールドベストレースホースランキング」の2023年第2回目の発表で首位に躍り出た。129ものレーティングを獲得したのだ。前回首位だったゴールデンシックスティはレーティング125で2位に転落した。

 イクイノックス(木村哲也厩舎 馬主:シルクレーシング)は、2023年の初戦となった総賞金600万ドル(約8億1,000万円)のドバイシーマクラシック(G1 2410m)でG1馬ウエストオーバー(馬主:ジャドモントファーム)を3½馬身差で破って優勝し、G1・3連覇を達成した。勝ち時計2分25秒65はコースレコード。

 ほかにも数頭がドバイで印象的なパフォーマンスを見せた。総賞金1,200万ドル(約16億2,000万円)のドバイワールドカップ(G1)では、ウシュバテソーロ(牡6歳 馬主:了徳寺健二ホールディングス)が2着のアルジールス(サイモン&エド・クリスフォード厩舎 レーティング118)に2¾馬身差をつけて優勝し、レーティング122を獲得した。さらに頭差うしろの3着に入ったのは、2022年サウジカップ(G1)優勝馬エンブレムロード(レーティング118)だった。

 ロードノース(レーティング120)は日本からの遠征馬ダノンベルーガ(レーティング119)を¾馬身差で破り、ドバイターフ(G1)3連覇を果たした。3着に入ったのは、ゴドルフィンの自家生産馬ネイションズプライド(レーティング118)だった。

 また、日本馬デルマソトガケ(父マインドユアビスケッツ レーティング118)がUAEダービー(G2)で目を見張るような5½馬身差の勝利を披露した。これによりデルマソトガケ(馬主:浅沼廣幸氏)は、ケンタッキーダービー(G1)への出走権を獲得した。

 現在「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でレーティング118以上を獲得した上位32頭のうち、デルマソトガケは唯一の3歳馬である。フォルテ(Forte)、タピットトライス(Tapit Trice)、プラクティカルムーブ(Practical Move)といった米国の3歳G1馬は不在である。これらの馬はデルマソトガケと同様に5月6日のケンタッキーダービー(G1 チャーチルダウンズ)を目指している。

 ケンタッキーダービーの優勝馬は通常、このランキングに入ることになる。

 第3位のタイトルホルダー(レーティング124)は、3月25日の日経賞(G2 中山)を8馬身差で制して今季初戦を勝利で飾った。これによりG1・3勝を達成しているタイトルホルダー(馬主:山田弘氏)の生涯獲得賞金は8億6,000万円以上に上っている。

 ラッキースワイネス(レーティング123)は第4位に浮上した。3月19日のクイーンズシルバージュビリーカップ(G1 シャティン)でカリフォルニアスパングル(レーティング122)を破り、ロマンチックウォリアー(レーティング123)と並んだのだ。

 また、ペガサスワールドカップ(G1)優勝馬アートコレクターはレーティング121を獲得して第9位に入り、トップ10内に入る唯一の米国調教馬になっている。

 新たにトップ10内に入ったのは、ドバイオナー(レーティング122)とアイウィッシュアイウィン(レーティング121)などである。

「ロンジンワールドベストレースホースランキング」は、ロンジンワールドベストレースホースランキング委員会により作成され、IFHA(国際競馬統括機関連盟)により発表されている。ランキング全体はIFHAのウェブサイトでご覧いただける(https://www.ifhaonline.org/)。

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By Lauren Gash
(1ドル=約135円)

[bloodhorse.com 2023年4月13日「Japan's Equinox Top's World's Best Racehorse Rankings」]


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