2023年ナショナル・レースホース・ウィークの概要（イギリス）［開催・運営］

　ナショナル・レースホース・ウィーク（9月9日～17日）の主要情報

　◦　JRA（日本中央競馬会）は今年もサポートパートナーとして協力している。

　◦　今年はイングランド・スコットランド・ウェールズの160以上の施設が一般公開される。調教場だけでなく種馬場やアフターケア施設も含まれる。

　◦　130の無料イベントが実施される。

　◦　モールトン・オープンデー（9月10日）とヘンリー・セシル・オープンウィークエンド（９月23日・24日）を含めると、合計で約160のイベントが行われることになる。

　◦　1万5,500以上のスペースが一般公開され、地域との関わりを通じてさらに3,000人に参加してもらうことを目指す。

　コミュニティ・イベント

　◦　60のコミュニティ参加型イベント

　◦　これには学校・ケアホーム・青少年グループ・病院が含まれる。

　1日目と2日目の主なイベント

　◦　ファーガル・オブライエン厩舎（9月9日）― 競走馬のための巨大キャロットケーキがお披露目される。ロージー・ブランデス氏（獣医師・元ブリティッシュベイクオフ出場者）がデザイン。

　◦　ティム・ヴォーン厩舎（9月10日）― ヴォーン調教師が700人のゲストを迎え、家族で楽しめるエンターテインメントを行う。

　競馬場

　◦　20以上の競馬場がこの週、無料入場券や割引入場券を提供している。

　◦　アスコット競馬場・カーライル競馬場・ヨーク競馬場では、この週に「競走馬に会おう」というコーナーを設けて、競走馬をその地域に呼ぶ。

　地域や学校への訪問

　◦　地元の学校・クラブ・グループと連携することで、近くに住む家族に馬についての知識をもたらし、競馬をコミュニティの中心に置く。

　◦　子どもや若者を競馬界の舞台裏に招待することで、競馬というスポーツや競走馬の福祉について前向きに感じてもらい、次世代の競馬ファン・馬主・厩舎スタッフを生み出す。

　2022年ナショナル・レースホース・ウィークの反響

　◦　普段は競馬観戦しない参加者・初めて競馬観戦する参加者の87％が、ナショナル・レースホース・ウィークによって競走馬のケアに対する考え方が変わったと回答した。

　◦　参加者の97％が、昨年のイベント参加後にナショナル・レースホース・ウィークを友人に勧めたいと回答した。

（関連記事）海外競馬情報　2022年No.9「JRA、ナショナル・レースホース・ウィークを支援（イギリス・日本）」

［Great British Racing「NATIONAL RACEHORSE WEEK: FACT & BRIEFING SHEET」］