海外競馬ニュース
2023年02月09日 - No.5 - 4
ホリー・ドイル騎手、肘の怪我のために2月いっぱい戦線離脱(イギリス)[その他]
ホリー・ドイル騎手は少なくともあと3~4週間の戦線離脱が余儀なくされそうだ。1月16日(月)にウォルヴァーハンプトン競馬場のタペタコースでひどい落馬事故に遭い肘を骨折し、骨周辺の靭帯も断裂していることが判明した。現在は徐々に回復している。
これまでG1・6勝を挙げているドイル騎手はクレーミング競走(約1400m)で騎乗していたザパーフェクトクラウンが転倒して予後不良となり、自らも怪我を負った。ドイル騎手は何とか救急車まで歩いて行き、降りてから検量室に入ることができたが、スウィンドン病院でレントゲンを撮ったところ骨折が確認された。
ドイル騎手は、オールウェザー競走での騎乗依頼が殺到する2月のあいだに復帰することを目指していた。またカタールへの遠征も予定していた。彼女は1年前にカタールでアウトボックス(アーチー・ワトソン厩舎)に騎乗して高額賞金のHHアミールトロフィーを制している
ドイル騎手はこう語った。「臨機応変に対処していますが、肘の靭帯が治るまで時間がかかるので、3月上旬まで乗れない可能性があります」。
「リハビリをたくさん受けて、ランボーンにあるオークシーハウス(負傷騎手のリハビリ施設)の水中運動療法用のプールをほぼ毎日使っています。2月9日(木)にふたたび専門家に診てもらう予定です」。
カタールへの遠征について、ドイル騎手はこう付け加えた。「カタールに行くためには、専門家が怪我の回復具合に十分に満足しなければなりません。今はその可能性は低く、いつ騎乗を再開できるかさえ決まっていません」。
「肘の状態はずっと良くなりつつありますが、最低でも3~4週間、あるいは6~8週間はかかると思います。様子を見るしかありませんね」。
By David Milnes
[Racing Post 2023年2月5日「'I'm playing it by ear' - Hollie Doyle set to miss the rest of February with elbow injury」]