ワールドプール、サウジカップ開催での発売金は2,520万ドル(国際)[開催・運営]
ワールドプールは2月25日(土)に初めてサウジアラビアの競馬開催を対象とし、重賞6レースの馬券を発売した。20ヵ国以上のパリミュチュエル賭事業者を通じた発売金は約2,520万ドル(約34億200万円)に上った。
中でもドバイターフ(芝G1)優勝馬パンサラッサが勝利を収めた世界最高賞金レース、サウジカップ(G1)の発売金は約620万ドル(約8億3,700万円)となり今年のワールドプールの対象レースの中で最高となった。なお、今年1回目と2回目のワールドプールはそれぞれ南アフリカと豪州が舞台となっていた。
また総賞金2,000万ドル(約27億円)のサウジカップにおけるパンサラッサの先行逃げ切りでのダート戦初勝利は、ワールドプールの"モーメント・オブ・ザ・デイ(World Pool Moment of the Day)"に選ばれた。これにより担当厩務員の池田康宏さんには約5,100ドル(約69万円)の小切手が贈られた。
パンサラッサのサウジカップ制覇がワールドプールの"モーメント・オブ・ザ・イヤー"に選ばれた場合、池田さんには来年"香港VIPツアー"を獲得するチャンスがある。
香港ジョッキークラブ(HKJC)の共同賭事プールの責任者であるサム・ナティ氏はこう語った。「6レースのカードでおよそ2億香港ドル(約34億円)を達成したのは、とても前向きなことです。特にサウジカップはこれまでのところ、2023年に1レースあたりで最高の発売金を記録しています。出走頭数の多さ、拮抗したレース、そして世界中から集まった競走馬と騎手の絶妙な組合せが、サウジカップ開催を馬券購入者にとってまさに魅力あふれるものにしました」。
ワールドプールの次の発売対象は、3月4日(土)のドバイ・スーパーサタデー開催(メイダン競馬場)である[訳注:スーパーサタデーのワールドプールの発売金は2億2,480万2,517香港ドル(約38億2,164万円)だった]。
By World Pool/Hong Kong Jockey Club
(1ドル=約135円、1香港ドル=約17円)
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[bloodhorse.com 2023年2月28日「Saudi Cup Program Handles $25.2M Over Six Group Races」]