グランドナショナル前日に警察が3機のドローンを押収(イギリス)[その他]
エイントリー競馬場でのグランドナショナル開催の2日目(4月12日)に、3機のドローンが警察に押収された。
エイントリー競馬場は3日間の開催中、ドローンの使用を取り締まるため、空域を制限した。ドローンは放送局より迅速に映像を中継することが出来るため、英国の競馬場にたびたび登場するようになっており、一部のライブベットの馬券購入者に有利な状況を与えている。
マージーサイド州警察は、4月11日(木)と12日(金)にドローンが使用されていることに気付き、それを受けて操縦者を見つけ、機材を押収した。
同警察でグランドナショナル開催のイベント警備を担当するイアン・ワイク主任警部は、次のように述べた。 「この事件は、いかに警察が迅速に操縦者を特定し、機器を押収することが出来るかという有能な警備体制を実証しました」。
「開催期間中、空域制限は継続されます。制限区域内でドローンが飛行していると疑われる場合は、措置を講じます。許可なく制限区域内でドローンを飛行させた場合、機材は押収され、起訴される可能性があります」。
同じく金曜日には、来場者同士の喧嘩の写真がソーシャルメディアにアップされ、警察は4人の男を乱闘の疑いで、2人を暴行の疑いで逮捕したと認めた。また、正門で身体検査を受けた来場者1人が薬物犯罪の疑いで、別の1人は泥酔して乱暴を働いたとして、それぞれ逮捕された。
ワイク主任警部は、「金曜日のレディースデーは普段より何千人も多くの来場者を迎えました。安全に一日を楽しんでくださった皆さんに感謝します。大部分の来場者が混乱を生じさせることなく開催を満喫してくださったので、特筆すべき出来事はほとんどありませんでした」と話した。
金曜日のエイントリー競馬場の入場者数は44,687人で、昨年より3,000人弱減少した。また、昨年のグランドナショナルデー当日には6万人近くが来場した。
By James Stevens
[Racing Post 2024年4月13日
「Police seize three drones during racing at Aintree on Friday while brawl contributes to eight arrests」]